子宮鏡検査に悶絶
血液検査や超音波検査などの基本的な検査を終えたあとに、先生から「ちょっと良性のポリープのようなものがありそうだから、ちゃんと確定する意味でも後日、子宮鏡検査をしましょう」と言われました。
子宮鏡検査とは、胃カメラのような小型のカメラで子宮の中を細かく見ていく検査とのこと。麻酔なしでそのままカメラを入れると聞いて、どきどきしながら検査当日を迎えました。
そして「数分で終わるから、深呼吸してください」と先生に言われながら、検査が始まったのですが……思った以上に痛い! とにかく痛い!
結果はまさかの…
どのような痛みかというと、下腹部が圧迫されるような不思議な感覚。カメラの様子が映っているモニターが目の前にあり、見てみるよう先生にすすめられたものの、そんな余裕はなし。痛がっているうちに検査は終わり、検査の結果はポリープではなく子宮内膜炎という病気でした。
子宮内膜炎というのは子宮の内側にある子宮内膜という粘膜が炎症を起こしている状態で、細菌感染が主な原因だそう。症状としては下腹部や腰の痛み、不正出血、おりものの増加などがあるそうですが、私の場合はまったく自覚症状がなく、ただただ驚きでした。
自覚症状はなかったけれど
治療方法は、処方された抗生物質を飲み続けるというものでした。菌をやっつけて炎症を鎮めるため、薬を服用する期間は2週間で、飲み切れば薬が効いて改善すると聞きました。
自覚症状がなかったため、飲んだあとも症状がよくなったという体感はありませんでしたが、とにかく大事に至らず治せる病気でひと安心。それと同時に、あらゆる細菌が炎症の原因になりうるようなので、細菌に負けないように免疫力を上げなければとも思いました。
妊活がきっかけで今回検査を受けましたが、普段は生理不順や腟のかゆみなど何か症状が出てからでないと産婦人科にかかることはなかったので、早めに病気が見つかって治すことができてよかったと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/伊藤みり
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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