麦ちゃんが生後9カ月になり、小梅は美容院に行きたいと思い始めます。小梅が通っている美容院は、やっくんが働いている場所。担当美容師さんによると、小梅が出産してから「靖を早く家に帰そう」キャンペーンをおこなっているとのこと。毎日早く帰って来てるでしょ!?と言われますが、週1回は職場の人と食事してくるというメールが届きます。嘘をついてる? やましいことがある?と不倫疑惑が急上昇。疑惑を追求しようと家に帰ってきたところ……。
不倫疑惑を問いただそうと帰宅すると…
「やっくん、ちょっと話がある……」と問い詰める気満々で帰宅した小梅。しかし、リビングから「麦! しっかりしろ!」と焦ったやっくんの声が聞こえます。何事かと小梅は麦ちゃんの元へ。そこには、何かを詰まらせて苦しそうにする麦ちゃんの姿がありました。
やっくんは、泣き止まなかった麦ちゃんに飴を与えてしまったとのこと。小梅はとっさに麦ちゃんの背中を叩き、飴を吐き出させました。やっくんは反省するかと思いきや、男親に幼児の子守りは無理だと開き直り。子煩悩な父親もいるし、子育てに積極的に参加してないからこういうことが起きると話しますが、最終的には「育児なんてヒマ人がやれ!」とありえないひと言を放ちます。
頭にきた小梅は、美容室で疑惑をもった食事について問いかけました。やっくんは焦った素ぶりを見せますが、お客さんと行ったことを説明するのが面倒なので「店長たちと食事」にしてメールを送ったと説明。浮ついたことはしていない! 勝手に疑うな!とキレて家を出て行きました。こうなったら、確かな証拠をつかもうと思った小梅でした。
やっくんが麦ちゃんに与えてしまった飴ですが、大事にならずによかったです。小梅も子どもが誤嚥をした際の応急手当を知っていたようで、麦ちゃんが無事に飴を吐き出すことができました。使わないに越したことはないですが、応急手当を知っているだけでもいざというときの動き方が違ってくるので、関係省庁が出している冊子やサイトに目を通しておきたいですね。
※誤嚥した場合、口の中に異物が見えないのにむやみに指を入れてかき回してしまうと、口の中を傷つけたり、嘔吐を誘発してしまうほか、かえって奥に押し込んでしまうこともあり、危険な場合があります。また、大人が突然大きな声で呼びかけると、びっくりして気管に吸い込んでしまうことがあるので、こういった場合はそっと子どもに声をかけをして、口の中を確認するようにしましょう。
※子どもにとってあめ玉は喉につまらせやすく、窒息事故につながりやすい食品です。子どもが5歳以下などの小さいうちは与えるのを控えましょう。また、与えたときは大人が近くで見守って小さな異変にも気が付けるようにすることが大切です。
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