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「なんでゴミ箱に!?」思春期に思わずモヤッとしたわが家の「生理ルール」とは?

母方の祖父母の家には祖父と従弟以外、女性しかいません。そのためか、生理に対してかなりオープン。いいところもありましたが、当時、思春期だった私はある悩みを抱えていて……。

「なんでゴミ箱に!?」思春期に思わずモヤッとしたわが家の「生理ルール」とは?

 

性にオープンな母の実家

私は小さいころから、父の実家で父方の祖父母と同居していました。父方の祖父母は厳しい人たちで、母からは「おじいちゃん、おばあちゃんには生理を隠して」と教育を受けていて、父の実家では生理に関してかなり閉鎖的。生理がきても隠さなければならないため、私は「面倒くさいな」と思っていました。

 

その一方で、母方の祖父母の家は女性の多い家系ということもあり、かなり生理に関して開放的でした。母の実家で、女性陣は「今日生理なんだよね〜」などと話すことができていたのです。

 

なぜゴミ箱に!?

そんな中、母方の実家にはひとつだけ問題が……。トイレの中にサニタリーボックスが置かれていないため、使用済みナプキンはトイレからかなり離れた、キッチンにあるゴミ箱に捨てなければならないのです。

 

「汚物入れを設置するといちいちゴミを捨てるのが面倒だから」
「汚物入れをトイレに置くとトイレ掃除が大変だから」

 

という理由でサニタリーボックスを置いていなかったらしいのですが……。

 

私には弟2人と父がいます。さらに母方の祖父母の家には従弟が住んでいて、やはり男性陣には使用済みナプキンを見られたくないものです。そのため、トイレから出て使用済みナプキンをキッチンのゴミ箱まで持って行くとき、私はいつも「誰かに見られませんように」とドキドキしていました。

 

しょうがなくポケットの中に…

どうしても男性陣に使用済みナプキンを捨てるところを見られたくなかった私は、トイレの中で使用済みナプキンをまずトイレットペーパーでぐるぐると巻いて、中身が見えないようにしてから、ズボンのポケットや袖の中などに入れ、キッチンまで捨てに行っていました。

 

ちなみに、父方の祖父母と一緒に生活している家にもサニタリーボックスがないため、私はどちらの実家でも同じ方法で使用済みナプキンを捨てていました。そのせいなのか、私は初潮を迎えたころからずっと自宅にサニタリーボックスを置くことに憧れていて、大人になってひとり暮らしを始めたときには、まずサニタリーボックスを買いに行った記憶があります。

 

 

生理(性)に対してオープンなのはいいこととは思うのですが、思春期という大事な時期に、わが子に恥ずかしい思いをさせてしまうのは違うんじゃないかな?と、大人になった今でも親に対して疑問を抱いています。

 

ちなみに今では月経カップを愛用しているので、使用済みナプキンを捨てる機会は滅多になくなりましたが、今年6歳になったわが子には私のような思いを絶対にしてほしくないため、子どもがいつか生理になったときには、快適に過ごせるようにしてあげたいです。

 

著者/花山 花子
イラスト/ののぱ
監修/助産師 松田玲子

 

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