初めて結婚式におよばれ
ある日、高校のときから仲のいい友だちに結婚報告を受けました。そして、私は人生初の結婚式に呼ばれることになったのです。初めて参加する結婚式ということで、私は楽しみな気持ちでいっぱいでした。そのときに、ふと頭の中に思い浮かんだのは生理のこと。
予定を見てみると、生理周期的に結婚式に生理予定日は被っていませんでした。そのため安心していたのですが結婚式当日、ある悲しい出来事が起こるのです。
大切な日に生理がくるなんて…
結婚式当日、会場に着いた私はトイレへ。そこであることに気づきました。なんと生理がきていたのです。生理予定日は1週間も先のはずでした。そのため、もちろんですがナプキンなどは用意していません。
幸い、着ていたドレスに汚れはなかったものの、長時間このままというのは不安です。焦った私は、コンビニへナプキンを買いに行こうかとも思いましたが、コンビニまで行っていたら結婚式の開始時間までに間に合いそうにありません。悩んだ結果……どうすることもできず、私はトイレットペーパーを下着に敷いて自席へ向かうことにしたのです。
危機一髪! まさかの救世主とは?
席には次々と友人たちが集まってきました。そんな中、私の隣に座った友人が私の顔色を見て異変を感じたのか声をかけてくれたのです。
私はその友人にこっそりと生理がきたことを話しました。するとその友人は「ナプキンを持っているから」と言って、なんとナプキンを貸してくれることに。さらに、生理痛がひどい私のことを気にしてか、市販の痛み止めもくれて……。
友人の助け舟に私は感激。そして、急いでトイレに行き、友人から貸してもらったナプキンをつけ、鎮痛薬も服用しました。
友人の助けもあって、その後は初めての結婚式を無事に楽しむことができたのでした。
初めての結婚式のおよばれで少し浮かれていたこともあり、いざ生理がきてとても焦ってしまいました。友人が声をかけてくれなければ、友人の結婚式を心から楽しめず、経血漏れの不安でヒヤヒヤしながら過ごすこととなっていたでしょう。
生理が規則的にきているからといって、毎月生理が同じようにくるとも限らないと今回の経験から学びました。その後は、常にナプキンと痛み止めを持ち歩くようにしています。
著者/浦田むに
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
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