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リビングから知らない女の声。夫を問い詰めると「え、誰もいないよ?」→は?ある意味で背筋が凍ったワケ

28歳の私は夫と結婚して1年。穏やかで幸せな日々を過ごしていました。ところが、仕事で1週間の出張に行くと伝えたとき、夫の反応はどこかうれしそうで……嫌な予感がよぎったのです。

妻の出張を喜ぶ夫

私が地方への出張に出ることを伝えたとき、夫は「え、1週間まるごと帰ってこないの!?」と妙に明るい声をあげました。普段はそんな反応をしないのに、どこか違和感のある態度でしたが、私は予定通り出張へ。

 

いつもなら、出張中も毎日電話をしていたのですが、その日は「明日早いから」とあっさり切られ、会話もありません。さらに数日後には「忙しいだろうから、もう帰ってくるまで連絡しなくていい」と言われ、私はますます不安になりました。

 

本来は1週間の予定だった出張でしたが、仕事が順調に進んだため、4日目には帰れることに。夫から「連絡しなくていい」と言われていたのをいいことに、あえて何も伝えず帰宅することにしました。

 

 

家の中から、知らない女性の声

玄関を開けると、リビングから男女の声が聞こえてきました。

 

「ねぇ、本当に奥さんは帰ってこないの?」

「大丈夫。月曜の夜まで帰ってこないから、月曜の朝までずっと一緒にいられるよ♡」

 

信じがたい気持ちで、バッグを置き、そっとリビングに入ると、そこには見知らぬ女性と夫が、くつろいだ様子でソファに座っていました。

 

私の登場に2人は凍りついたように固まってしまいましたが、私が「この女の人、誰?」と問い詰めると、夫は信じられない言い訳をし始めたのです。

 

 

苦しすぎる演技にドン引き…

「えっ? 女なんていないよ? もしかして、幽霊でも見えてるの?」

 

あまりにもくだらない言い訳に、ある意味で背筋が凍りましたが、私はあえて驚いたふりをして「怖い! いったん部屋から出よう」と夫を廊下へ連れ出しました。実は、空港まで迎えに来てくれた妹にあらかじめ連絡しており、廊下で待機してもらっていたのです。

 

正義感の強い妹は、「は? 幽霊とかバカにしてるの?」と言い放ち、すぐに2人を問い詰めました。すると不倫相手はあっさり浮気を認め、「もう連絡してこないで。最初から遊びだったし、私は関係ないから帰る!」と捨て台詞を吐いてその場を立ち去ろうとしました。

 

もちろん、そのまま許すわけにはいきません。「不倫の責任はしっかり取ってもらいます」と慰謝料の請求を伝えました。

 

 

離婚とその後の代償

私は夫と離婚することを決意。弁護士に相談し、夫と不倫相手に慰謝料を請求しました。

その後、元夫と同じ会社に勤める共通の知人から、信じがたい話を聞くことになります。

 

なんと夫は、不倫相手に貢ぐために会社のお金に手をつけていて、懲戒解雇になったと……。今では昼夜アルバイトを掛け持ちしてなんとか生活しているらしいと聞きました。

 

一方の私は、仕事に集中できる環境を得て、大きなプロジェクトも任されるように。信頼を裏切られた経験は決して軽いものではありませんが、あのとき、真実に気づき、行動に移せたことは私にとって大きな転機になりました。

 

 

信頼関係があるからこそ成り立つのが夫婦。大切な出張中に、家に他の女性を連れ込むような裏切り行為は、どんな言い訳を並べても許されることではありません。
誰よりも自分自身を大切にする覚悟が、人生を前に進めてくれると実感しました。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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