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「小学生を変な目で…」電車で痴漢に遭った少女。母に言えずひとり抱え込み…!? #小学生の痴漢被害 3

「小学校低学年の時に痴漢にあった話」第3話。小学校受験をしたもちこ。無事合格し、家から電車を乗り継いで、片道1時間半ほどかかる小学校へ通うことになりました。入学してから半年間は、お母さんに付き添ってもらっていましたが、いつしかひとりで通学するように。

朝6時に起き、満員電車に揺られて通学していたもちこ。人がまばらな帰りの電車で、ウトウトしながら過ごす時間が至福の時となっていました。

ある日の帰りの電車で、同じ車両には数人しか乗客がいないにもかかわらず、もちこのすぐ隣に見知らぬ男性が座ってきました。「他のところ空いてるのになぁ」と違和感を覚えますが、すぐ逃げたほうがいい状況だとは思わず、そのまま座っていたもちこ。

 

すると、あろことかその男性は、触っているかいないか微妙な触り方で、もちこの体に触れてきたのです。

 

「怖い! 泣く……! でも泣いたらもっと怖いことになるかもしれない……」と、涙をこらえながら次の駅で下車。降りたことのない駅でしたが、なんとか改札まで行くと……。
 

母に本当のことを話せず…

痴漢1

※訂正:(誤)伺って→(正)うかがって

痴漢1

 

 

痴漢1

 

駅を出ると目の前は人の多い商店街。人に紛れ、駅のほうをうかがいながら商店街を一周しました。男性の姿が見えないことを確認し、安心したもちこは、お母さんに迎えに来てもらおうと公衆電話から電話をかけます。

 

「えーっと……○×駅のところにいるんだけど……」

 

「え!? ○×駅!? なんでそんなとこに!?」

 

驚くお母さんに、「な……んか……、その……えっと……降りちゃったっていうか」とごまかしながら話すもちこ。

 

本当のことを話せずにいましたが、母に迎えに来てもらい、無事に家へ帰ることができました。

 

その後、結婚して子どもができたもちこですが、未だにそのことをお母さんに話せていないそう。

 

痴漢に遭ってからずいぶん時が経ちましたが、小学生の間は思い出すたびにモヤモヤしていました。

 

「私の勘違いだったのかも?」

「服の端っこが当たっていただけかもしれないし……」

 

いろいろな考えを巡らせていた、小学生時代のもちこ。

 

「あんなん100%痴漢だわ!!」

 

しかし、あれは子どもを狙った悪質な痴漢行為であったと、大人になったもちこは確信。

 

「卑怯な手で傷つけて……」

「怖い思いをしても言えないような子がほとんどだよ! 他にも小さい子が被害に遭っていた可能性が高くない!?」

 

大人になったもちこは、当時の出来事を思い出し、憤るのでした。

 

 

電車で起きた怖い体験を母に話せなかったもちこ。思いもよらない突然の出来事で、痴漢被害に遭ったという確信が持てなかったのでしょう。大人に言いづらい気持ちはよくわかります。

 

最寄り駅より少し手前の駅で下車し、母に電話をかけたもちこ。子どもがいつもと違う行動をとったときは、何かの合図なのかもしれませんね。皆さんは幼少期、怖かったことや動揺したことで、親に話せなかった出来事はありますか?

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターmochiko.

    2016年生まれの息子と、2018年生まれ軽度知的障害・自閉症スペクトラム・ADHDの娘の母。出産してから完全ワンオペの日々。ライブドアブログ公式ブロガーとして、育児漫画ブログを毎日更新中。

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