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働く意識が変化した!? 20代とのジェネレーションギャップに戸惑うアラフィフの日々【体験談】

職場で自分とは親子ほど年齢の離れた若手社員が多くなり、いつの間にか、自分の年齢が女性社員の中では上から数えたほうが明らかに早くなってしまいました。そんな中、自分のようなアラフィフ世代の人たちの若いころの働き方や意識と、今の若い世代の人たちのそれとでは大きく異なっていることを感じました。その違いを認識しつつもうまくやっていこうと日々奮闘している体験談を紹介します。

 

上下関係などという意識はない!?

アラフィフの私が中高生だった時代には、部活をはじめ、わずか1、2学年の差であっても先輩は先輩であり、そこでしっかりとした上下関係の意識をたたき込まれました。

 

しかし最近は、自分の子どもの学校や友人の子どもの学校の話を聞いても、小学生のころから、先生は生徒のことを「さん」付けで呼び、学校によっては生徒からも先生のことを「先生」と呼ばずに「さん」付けで読んで、対等に意見を交わせる関係を作るようにしているらしいです。 このように私と今の20代の人たちとでは育ってきた環境が違うために、ジェネレーションギャップを感じるのです。

 

職場でも、私たちが若いころは当たり前のように先輩には自分から先にあいさつをし、先輩から言われた仕事は何も言わずにやったものです。一方、20代の後輩は、仕事に集中しているとあいさつは二の次ですし、先輩から指示された仕事に対しても自分の意見をひょうひょうと述べるのです。どちらが良いとか悪いとかということではないのですが、アラフィフの私としてはギャップを感じるのです。

 

仕事に対する意識も全然違う

残業イメージ

 

アラフィフの世代の私が若いころは、深夜まで残業をしてでも責任を持って自分の担当業務を終わらせるのが当然でした。私自身もそういった努力の結果、それなりにステップアップしてきたと思います。

 

ところが今の若い世代の人たちは、たとえ自分の担当業務であっても、残業時間が増えると当然のように上司にヘルプを申し出て、時には上司が終わらない仕事を引き取るのが当然だと主張する人もいます。労働基準法の観点からは、たしかに長時間労働は好ましくなく、私たち世代の働き方は精神論的な美学なのかもしれません。むしろ若い世代の人の考え方のほうが現代にマッチしていると思いますが、アラフィフ世代の私は表面的には理解できても、潜在意識として違和感があるのです。

 

また、私の職場を見ても他の職場の話を聞いても、若い世代の人は時間的にも精神的にも負担のある管理職になりたがらない傾向があります。職場の後輩たちに管理職になる気はないのかと聞いてみたところ、管理職になると残業が増えたり、責任が重くなって精神的ストレスも増えたりするので、プライベートの時間を侵食し余計なストレスを抱える管理職に魅力を感じないとのことでした。

 

 

生活に対する意識は堅実

貯蓄イメージ

 

アラフィフ世代の私は、働くときはパワー全開でがっつりと働き、当然のごとく出世競争もあり、同期よりも先に出世したいと思いながら頑張って働いていましたし、周囲の人たちもそうだったように思います。仕事が終わればディスコに行ったり、休日にはスキーに行ったり、海外旅行に行ったり、頑張って働いてやっと購入したかっこいい車を乗り回したりと派手に楽しんでいました。

 

ところが若い世代の職場の後輩たちは、がつがつと出世するよりも自分たちのプライベートの時間を優先し、大変な管理職になるのを避けたがります。後輩たちはスキーなんて寒くて疲れることをしたくない、高い車はお金の無駄使いだし興味もない、海外旅行でお金を使うなら将来のために貯金をしたいと言います。早々に結婚をし、夫婦共働きで協力し合ってこつこつと貯え、しっかりと子育てをしている若い世代の人たちが私の周りにはたくさんいますが、皆さん堅実な思考をしているなぁと思って見ています。

 

もちろん、アラフィフのすべての人、若い世代のすべての人が記載したような人たちばかりでもありませんが、少なくとも私の周りにいる人たちにはそういった傾向があるように感じています。

 

まとめ

アラフィフの私にとって、若い世代の人たちの行動や思考を見てジェネレーションギャップを感じることが少なくありません。特に職場においては、時代の変化に対応していかないといけないので、日々その言動に驚かされながらも若い世代の人たちとも気持ち良く仕事ができるように柔軟に対応することを心がけています。

 

ただ、なにせ半世紀という期間生きてきたアラフィフの私の思考まではなかなか変えることはできませんし、若い世代の人の思考に迎合する必要もないとも思いますので、柔軟に変化をしなくてはならない部分は変化させつつも、私は私のペースで楽しく生きていければよいなぁと思っています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

イラスト/サトウユカ

 

 

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著者:輝歩 

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