妊娠初期にあらわれる「つわり」は、嘔吐や頭痛、胃痛など、人によって症状はさまざまだと思います。私の場合、妊娠が判明してから下痢が続きました。とくにほかの症状はなく、私にとって下痢がつわりなの? と疑問に感じました。
妊娠が判明してから下痢が続く
妊娠してから1週間以上、下痢が続いていました。不安になり、産婦人科を受診したところ、「妊娠初期の下痢はホルモンの影響」とのこと。妊娠をするとホルモンバランスが急激に変化し、胃腸機能が低下するそうです。そのため、食べ慣れた食品であっても消化しづらくなり、下痢になってしまう……。ただ、妊娠初期の下痢と流産の因果関係はないと知り、安心したことを覚えています。
妊娠中期に入ると下痢の症状が治まった
つわりが始まると、イライラして自律神経が乱れ、胃腸がうまく機能しなくなることで下痢につながることもあるそう。また、妊娠をすると嗜好が変わるともよく聞きます。脂っこいものを食べ過ぎたり、冷たいものばかり食べて消化不良を起こしてしまったりするケースもめずらしくないようです。
私の場合、下痢もつわりの一種だと示すように、妊娠中期に入ると下痢をしなくなりました。ただ、次は便秘に悩まされることに。妊娠中は体調の変化が激しいことを実感しました。
私が実践した下痢の改善策
私が心がけたのは冷たい飲みものを控え、生姜やみそなど、体を温める食べものを摂るように意識したことです。また、消化に時間のかかる生ものは避けました。よく食べた料理はカボチャスープです。消化・吸収しやすい食べものを選ぶことで改善につながったと感じます。
そのほか、腹巻やカイロで冷え対策もおこないました。これらの方法で完璧に改善されたわけではありませんが、下痢の悪化を防ぐことができたように感じました。
私の場合、妊娠初期の下痢はつわりの一種でした。ある意味、仕方がないと思いましたが、少しでも症状をやわらげるためにできることはしたいですよね。ただ、症状の度合いは人によって異なるため、やはり受診しておくと安心だと思います。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。