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「低層階の住民は貧乏人!?」タワマン高層階マウントを取る高層階住人の悲惨な末路

46歳のパニ子は、1カ月ほど前に夫の陽太と2人でタワマンに引っ越しました。これまでは親から譲り受けた一軒家に住んでいましたが、築60年を超えてガタがきていたことから、泣く泣く引っ越しを決意。
思い出がたくさん詰まった家を離れるのは嫌だと陽太は散々渋っていたけれど、こればっかりは仕方がありません。心機一転、便利なタワマン生活を送ろうと思っていたのですが……!?

スカッと系人気YouTubeチャンネル「パニコレ」から、「まとめて地獄へ落ちていく低層階住民をバカにしたタワマン高層階住民たち」を紹介します。

 

引っ越し早々、高層階マウント?

引っ越し先の部屋に入るなり、陽太はブルブル震えながら「ここは拷問部屋かよ」なんて言っています。実は陽太、かなりの高所恐怖症。もちろんパニ子も知っているので、ちゃんと陽太に寄り添って5階の部屋を選んだのですが、40階も5階も同じだと言われてしまいました。

 

最初のころは大騒ぎでしたが、1週間もするとだいぶ慣れてきたのか、景色を眺める余裕もでてきました。パニ子のほうはというと、もともと高いところが大好きなので、昼間は最上階のラウンジでお茶をしながら絶景を楽しんでいて、早くタワマンの中で友だちがほしいと思っていたのです。

 

そんなときに現れたのが、森木さん、草野さん、花本さんの3人組。最上階の42階に住む花本さんを筆頭に、皆40階以上の高層階住民です。パニ子はこの3人から住んでいる階を聞かれたので、5階だと答えました。すると、3人とも鼻で笑ったように「まさかの一桁w」なんて言ってきます。

 

さらに「低層階の住民は目障りだから、上層階の設備を許可なく使用しないでもらえます?」と続けます。もちろん、そんなルールはありません。住民である以上、共有施設は誰もが使用可能です。

 

……もしかして、これが世にいう高層階マウント!? と思いつつ、なんとかその場をやり過ごしたパニ子でした。

 

ナイスなネーミングセンス!

ラウンジでの一件以来、住民を観察するようにしていたパニ子は、明らかに低層階の人たちが萎縮して生活している様子に気付きます。話を聞けないかと思い、3階の住民に話しかけてみると「上層階の皆さんに迷惑をかけないように暮らしていければ」と、ビックリ発言。そんなことを気にする必要はないとパニ子が言っても「ナチュラルキラーには関わらないほうがいい」と。

 

「ん? ナチュラルキラー??」

 

どうやら、例の3人組の「花本、森木、草野」は、それぞれ自然に関係する文字が入っていて、言動には「毒」があることから、低層階の住民たちはそんなふうに呼んでいるのだそう。

 

彼女たちに関わったことで、心まで病んでしまった人もいたらしく、関わらないようにするのが一番というのが、低層階の住民たちのな中に伝わる暗黙のルールになっているみたい。

 

でも、誰が決めたのかは知りませんが、かなりいいネーミングセンスだと思いませんか?

 

 

すっかり目をつけられた模様

低層階の住民が嫌がらせを受けていることを陽太にも話したところ、同じようにビックリ。

 

そして「ナチュラルキラー」というニックネームはおもしろいと笑いながら「毎日あの3人に顔を合わせるのはおっくうだろう」と言います。陽太がナチュラルキラーを知っているとは思わなかったパニ子。実は陽太、「この前忘れ物をしたとき、急いでいたから初めてエレベーターを使ったら、エレベーターは高層階住民のためにあるから使うな」と怒られたそう。

 

あまりにもひどい言い分にパニ子が憤慨していると、「俺からしたら、ナチュラルキラーのほうがダイエットすべき体形だったと思うけど」と冗談を言って、場を和ませてくれました。

 

低層階なのにラウンジでお茶を飲んでいたパニ子は、すっかり目をつけられたらしく、その後も事あるごとに高層階マウントを取られてしまい、貧乏人のレッテルを貼られて、思い描いていたタワマン生活とはかけ離れた居心地の悪さにモヤモヤしていました。

 

借りる必要なんてないんです

ついに高層階マウントだけでは物足りなくなったのか、ある日ナチュラルキラーはパニ子の家族のことまでいじってきました。

 

「あなたの夫のお仕事は?」と聞かれたので、「建築関係」とふんわり答えたパニ子。すると、「肉体労働? なんかかわいそうねぇ」と言い、貧乏人だから高層階が借りられないだの、貧乏人はどこに行っても貧乏人だの、言いたい放題。

 

本当は素性を隠して静かに生活しようと思っていたパニ子も、我慢の限界。ガツンと言ってやることに。

 

「私、高層階なんて借りませんよ」

 

その発言を聞いたナチュラルキラーは、それは当然でしょうとばかりに「そりゃ貧乏だから……」と言いますが、パニ子はそれにかぶせて言いました。

 

「私、このタワマンのオーナーなので、借りる必要がないんですw」

 

そう。実はパニ子はこのタワマンの所有者。一軒家が古くなったことから、この持ちマンションに引っ越そうと考えていたのですが、陽太が高所恐怖症なので、低層階が空くのを待っていたのです。そして、オーナーとして住民にアンケートを取った結果、ナチュラルキラーへのクレームが殺到していたことも伝えます。

 

「どうせ私たち高層階の人間をひがんで……」と言い訳も聞こえてきましたが、高層階の方々からもクレームが寄せられていることを告げ、嘆願書を突き付けてやりました!

 

今までに見たこともないくらい、顔面蒼白になる3人……。とんでもない相手にマウントを取ってしまいました。

 

 

タワマン生活の楽しみが増えた!

一旦はひるんだ3人ですが、なかなか自分たちの置かれた状況を受け入れようとしないため、パニ子は3人の夫たちに嘆願書と嫌がらせをしている最中の防犯カメラの映像を提示しました。ここまでくると、さすがに居づらくなったのか、3家族はそろってタワマンから出ていくことに。特に最上階で暮らしていた花本さんの夫は何も知らなかったようで、深々と頭を下げて謝罪にきてくれたのです。他の家族は、山奥の実家に帰ったり、離婚したり、波乱はあったようですが、もうパニ子には関係ありません。

 

ナチュラルキラーが去ったと、最上階のラウンジは住民が自由に使えるようになり、皆が快適なタワマン生活を楽しんでいます。みんなが笑顔で過ごしている様子を見て、オーナーのパニ子も大満足です。

 

ナチュラルキラーのことを教えてくれた住民とも、今回の件をきっかけにすっかり仲良くなったパニ子は、今度ラウンジで絶景を眺めながらランチをする約束も取り付けていました。

 

--------------

低層階はエレベーターに頼らずに移動ができたり、共有施設を利用しつつ家賃や購入費用を抑えられたりと、メリットもたくさんあります。縁あって同じ場所を拠点に生活しているのですから、お互いが気持ちよく暮らせるように思いやりをもって接していきたいですね。

 

 

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