特定診断で悪玉コレステロール値を指摘
出産により妊娠前より14kgも体重が増加した私。母乳育児だったため、そのうち体重が減るだろうと思っていたものの、いつまでたっても体重が減らない……。
おまけに育児のストレスを甘い物を食べることで解消したり、不規則な食生活のせいで、その後もほとんど体重が減らずという状態でした。しかし、産後太りという現実を認めたくない私は、徐々に体重計に乗ることを避けるようになりました。
あるとき、特定健診(メタボリックシンドロームに着目した健診)のお知らせが送られ、かかりつけの病院で受けることになりました。
健診から1週間後、結果を聞きに行った私は、医師から悪玉コレステロールの数値の高さを指摘されました。
要経過観察の数値である140オーバーをたたき出し、医師から「薬を処方してもいいけど、パンやご飯を我慢して自分で数値を下げる、つまりダイエットするという手もあるけど頑張ってみる?」とそれとなくダイエットするよう言われてしまったのです。
薬を飲むと今後もずっと飲まなけばいけない……でも今までダイエットをしても失敗してばっかり……。
弱気になっていた自分ですが、ふと子どもの顔が思い浮かび、子どもだってスレンダーなお母さんのほうが喜ぶよね……とダイエットすることを決意したのです。
お金がかからず運動なしのダイエット
パンやご飯、甘い物がとにかく大好きな私にとって、パンやご飯を我慢するなんて大丈夫なんだろうか・・・と悩みながらも、ダイエット計画を立てるためにインターネットでとりあえず「ダイエット 簡単」と検索。
検索ではウォーキング、筋トレ、運動などさまざまなワードが出てきましたが、子どもがまだ小さくて運動する時間が取れません。何より当時専業主婦だった私は、ダイエットのために使うお金すら惜しい……。
そこで、手っ取り早くできるダイエットがないか、SNSで投稿されている同世代の主婦の方たちのダイエット方法を調べました。
当時、オートミールダイエットが一世風靡をしており、オートミールのレシピなども調べました。その結果、オートミールを米化すると、ご飯のように食べられること、糖質制限をするよりもたんぱく質を取ってストレッチをするほうが効果があることを知りました。食べることが大好きだったため、ゆで野菜や納豆、キムチなどを食べて満腹感をプラスしました。
また、SNSで話題になっていたコーヒー緑茶(ブラックコーヒー+緑茶を1:1で割る)を食前に飲む、おからヨーグルト(無糖ヨーグルトにおからをスプーン1杯混ぜる)を食前に食べるという方法も積極的に取り入れました。
お風呂でできる簡単なマッサージなども知り、とにかくすぐにできることはすべて取り入れました。おやつは和菓子にすることで脂質を抑えられることを知り、おやつも我慢しなくていい! と喜びました。寝る前には、プランクと筋トレをそれぞれ30秒、ストレッチを5〜6個組み合わせました。
また、100均のストレッチグッズやトレーニンググッズも積極的に取り入れました。子どもがトランポリンを持っていたため、動画サイトで見つけたトランポリンを使った3分ほどの脂肪燃焼トレーニングなどを組み合わせ、ほぼお金をかけず、食べることもあまり我慢することなく、緩くダイエットをスタートさせました。
10kg痩せて周りの反応がすごかった!
ダイエットをスタートして2週間たち、ふとおなか周りが少し引き締まってきたことに気が付きました。ぴちぴちだったデニムのウエストがゆるゆるになっていたのです!
また、湯船につかっているときには、首筋をしっかりとほぐしリンパを流すことで、ずんぐりむっくりだった肩周りもすっきりしてきました。 激しい運動やトレーニングをしなくても、毎日のこまめなストレッチだけでも抜群に効果が出ました。どうしても体重が減りにくく、食欲が増す生理前は無理せずいつも通りに過ごすことに。
そしてダイエットをスタートして4カ月、10kgのダイエットを達成しました。ダイエットをスタートした時期は冬前でしたが、4カ月後にはコートがいらない春に。コートを着なくなり、トップス1枚だけで出歩けるようになったころ、周りのママ友たちが「めちゃくちゃ痩せてない!?」とびっくり。
自分ではおなか周りくらいしか効果を感じていませんでしたが、ひと回りほど小さくなったと周りの反応がすごかったのです。
まとめ
なるべくお金をかけず、過度な運動もせず、満腹感を得ながらも食生活の改善を心掛けたダイエット。思いの外効果が出て、つらいと思うこともなく成功できたと思います。
我慢やつらさが少ないマイペースなダイエットだったことが、功を奏したのかもしれません。後はこの体重をキープするのみ! 今後も維持できるように頑張ろうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【駒形先生からのアドバイス】
体全体の血液量は体重あたりで計算をするため、急激に体重を減らすと血虚(けっきょ:血が不足した状態)や気虚(ききょ:気力がない状態)の症状を起こしやすくなります。1カ月に体重の0.5%以内を落とすのが理想的で、皮膚がたるみにくいです。また、脂肪ではなく筋肉が減る可能性もあります。特に更年期前後の方は注意しましょう。
また体重が5kg増えると、膝にかかる負担は重力も併せて約15kg増加すると言われています。運動する際、増加した体重を見ながらおこなわないと、膝や足首を痛めてしまうことがあるので気を付けましょう。
イラスト/村澤綾香
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!