家事を済ませる時間が遅くなり、帰宅した夫に小言を言われていたりっちゃんですが、マリ親子とのにぎやかな食卓をカイトも楽しんでいたため、マリとの夕飯を断ることはありませんでした。
以前、りっちゃんが家事をしていた際に突然マリが姿を消し、不思議に思っていると「おなかが痛くて、トイレに行っていた」と戻ってきたことがありました。そしてまた別の日も、急にマリの姿が見えなくなることがありました。
そんなある日、りっちゃん宛てに「お支払いのお願い」と書かれた手紙が届きます。驚愕するりっちゃんは……。
防犯カメラの映像には…
消費者金融の督促状が届き、パニックになるりっちゃん。たしかに、りっちゃんの名義でお金が借りられていたようです。
身に覚えがないりっちゃんは、夫に確認するも、夫も無関係のよう。
ひとまず部屋に戻り、マリに事情を説明します。そして、消費者金融に電話をかけることに。すると、無人契約機でりっちゃんの保険証を使い、契約されていたことがわかりました。
「ちなみに今、お手元に保険証はお持ちですか?」
「確認します!!」
真っ青になりながらも、急いで夫の寝室にある保険証を確認するりっちゃん。すると、保険証はいつものケースに入っていました。
「不正利用かと思いましたが、手元にあります……」
消費者金融の人の話によると、無人契約機の防犯カメラに、女性が写っているそう。いったん電話を切り、「保険証を不正利用された」とマリに説明したりっちゃん。
「他人の保険証を勝手に使って、お金を借りるとか、そんなことできるの? 信じられない……許せない!」
りっちゃんと同様に、マリも驚き、顔を青ざめます。マリにカイトをお願いし、りっちゃんは防犯カメラを確認しに、消費者金融へ向かいました。
そして、防犯カメラを確認すると、そこに写っていたのは……マリだったのです。
「嘘! 嘘でしょ? ええ? 本当なの!?」
りっちゃんはパニックになり、状況が理解できないのでした。
ママ友の裏切りにパニックになるりっちゃん。まさか毎日一緒にいたママ友に名義を使われ、借金をするなんて思いもしませんよね。マリがりっちゃん宅で度々姿を消す不審な行動は、保険証を探していたからなのかもしれません。
今回の出来事は、なかなか身の回りで起こることではありませんが、皆さんは、「ママ友に裏切られて悲しい思いをした」という経験はありますか?