それから数週間が経ち、すっかり笑い話になったころ。レク夫さんのもとに、なんと検察から電話が!
「駅で揉めた男性が、レク夫さんから暴行を受けたと被害届を出されました」
まさかの連絡に動揺しつつも、暴行はしていないと主張するレク夫さんですが、「書類送検された以上、取り調べに応じていただかなければなりません。明日、検察庁へお越しください」と言われてしまいます。
急きょ有給休暇を取り、人生初の取り調べへ向かうことになり……。
冤罪になったら…人生詰み!?
「無実なのに、もし冤罪になったら……。逮捕、刑務所、前科、解雇、人生詰み」
初めての取り調べに、頭の中をさまざまな不安が駆け巡るレク夫さん。
震えながら受付を済ませると、担当の検察官が現れ、とても丁寧に案内してくれました。
「早速ですが、あなたやられましたね……。被害届を出した彼ですが、常習犯なんです」
取調室であいさつもそこそこに話し始めた検察官は、うんざりした様子でため息をつくのでした。
レク夫さんが緊張して臨んだ取り調べですが、担当検察官のやさしい対応にホッとしますね。どうやら、トラブルになった相手のおじさんは、検察官も頭を抱えるほどの常習犯!? それでも、被害届が出された以上は、取り調べに応じなくてはならないとは驚きです。無実のレク夫さんに前科が付くことなく、早くこの問題から解放されますように……。