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「僕は無実です!」冤罪怖い!被害届を出されて取り調べ…捜査の結果を聞き思わず!? #無実の夫が書類送検された話 5

「無実の夫が書類送検された話」第5話。パチ美さんの夫・レク夫さんが20代前半のころ、営業マンをしていたときのお話。ある日の飲み会帰り、終電間際の電車に乗ったレク夫さん。すると車内では、泥酔している様子のおじさんが大声で怒鳴り散らしていました。

レク夫さんは関わりたくないと思い、すぐに目線をそらしますが、おじさんはレク夫さんに近づいてきて足を踏み、怒号を飛ばし、「無視するな」と言って胸ぐらをつかんできたのです。レク夫さんが「放してください」と手を振り払うと、おじさんは「殴られた!」と大げさにリアクションし、「次の駅で降りろコラァッ」と言ってきました。次の駅で降りて駅員さんを呼ぶと、おじさんは迷惑行為を繰り返す常習犯であることが発覚。レク夫さんは念のため、駅員さんに連絡先を提出してから帰宅しました。

数週間後、レク夫さんのもとに「駅で揉めた男性が、レク夫さんから暴行を受けたと被害届を出した」検察から電話が。無実を主張するレク夫さんですが、「書類送検された以上、取り調べに応じていただかなければならない」と言われてしまい、人生初の取り調べへ向かいます。

初めての取り調べに、頭の中をさまざまな不安が駆け巡るレク夫さん。震えながら検察庁を訪れると、予想に反してとても丁寧に案内されました。

 

そして担当検察官によると、駅で絡んできたおじさんは、電車内での迷惑行為に加えて、被害届を出す常習犯であることが発覚して……。

 

冤罪が怖い!捜査の結果は…?

無実の夫5

 

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「彼はレク夫さんと駅で揉め、レク夫さんが帰宅したあとに駅員を振り払って救急車を呼んで帰り、翌日、警察へ行き暴行を受けたと被害届を出しました

 

担当検察官は、事件当日、レク夫さんが帰ったあとに起きたことを説明してくれました。

 

「似たようなことを過去に何回も繰り返しているのですが、被害届を出された以上、警察は捜査をせざるを得ません。今までは虚偽でも、今回は本当に事件である可能性があるので、無視するわけにはいかないんです」

 

警察・検察官側にも事情があり、やむを得ずレク夫さんの取り調べをおこなわなければならないとのこと。

 

焦ったレク夫さんは、「今の段階では、僕は被疑者と言うことですか? 僕は本当に何もしていません! 僕の服をつかむ彼の手を解いただけです。証人もいます!」と、担当検察官に必死に無実を訴えます。

 

「捜査の結果、今回もただの虚偽とわかったので、レク夫さんが起訴されることはありません。大丈夫ですよ」

 

冤罪の恐怖におびえるレク夫さんをなだめるように、担当検察官はやさしく不起訴となることを伝えてくれたのでした。

 

 

レク夫さんが起訴されずに済んで、本当によかったですね。それにしても、迷惑行為を繰り返して被害届を出すというおじさんは、一体何が目的なのでしょうか。レク夫さんも災難でしたが、駅員や警察・検察官など多くの人が、おじさんの迷惑行為に毎回振り回されているなんて理不尽な話です。レク夫さんのような被害者が増えないためにも、再発防止策が講じられることを祈るばかりです。

>>次の話

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターパチ美

    美容外科クリニックに勤める兼業ブロガー。抹茶とコーヒーとお刺身が好き。ブログで美容外科の仕事の裏側、あるある、日常、お役立ち美容情報、自分の整形レポなどを漫画で描いている。

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