担当検察官によると、駅で絡んできたおじさんは、電車内での迷惑行為に加えて、被害届を出す常習犯なのだそう。
「捜査の結果、今回もただの虚偽とわかったので、レク夫さんが起訴されることはありません。大丈夫ですよ」
冤罪の恐怖におびえていたレク夫さんをなだめるように、担当検察官はやさしく不起訴となることを伝えてくれました。
ホッとしたレク夫さんですが、取り調べを受けるうちに気になることが……。
犯罪者じゃないのに、なぜ!?
「なぜ虚偽とわかったのに取り調べを……?」と疑問に思うレク夫さん。
担当検察官いわく「警察から送検があれば、検察は任意の取り調べをおこなう必要がある」とのこと。
そうして取り調べが始まったのですが、なぜか生い立ちのことばかり聞かれます。事件のことはサラッと聞かれただけで終わりました。
「では、最後に指紋をとらせていただいてもいいですか?」
笑顔で聞いてくる検察官に、レク夫さんは「罪を犯したわけでもないのに嫌ですよ!」と言って拒否。こうして、レク夫さんの取り調べは終了したのでした。
通常は警察の取り調べ→書類送検→検察の取り調べという流れらしいのですが、なぜレク夫さんはいきなり検察の取り調べを受けることになったのか、経緯は教えてもらえなかったそうです。生い立ちを詳しく聞かれたり、犯罪者ではないのに指紋を採取されそうになったりと、疑問や不安は残りましたが、レク夫さんが無事に取り調べから解放されてよかったですね。