担当検察官によると、警察から書類送検された以上は取り調べの必要があるとのこと。
しかし、取り調べではなぜか生い立ちのことばかり聞かれ、事件のことはサラッと聞かれただけで終わりました。
「では、最後に指紋をとらせていただいてもいいですか?」
笑顔で聞いてくる検察官に、レク夫さんは「罪を犯したわけでもないのに嫌ですよ!」と言って拒否。こうして、レク夫さんの取り調べは終了したのでした。
取り調べから解放され、検察庁を後にしたレク夫さんは……。
もし一歩間違っていたら…
今後も自分のような被害者が生まれるのではと心配したレク夫さんは、「おじさんに警察から注意勧告とかできないんですか?」と尋ねました。
「もちろん我々も然るべき対処をしていますので、ご安心ください」
検察官の回答に半信半疑でしたが、レク夫さんは検察庁を後にします。
外に出た瞬間、やっと深呼吸をすることができたレク夫さん。両親に電話で報告をし、無事に帰宅したのでした。
その後、検察から連絡がくることはなく、虚偽の被害届を出したおじさんが罰せられたのかもわからないそうです。今回は、おじさんが常習犯だったこともあり、しっかり捜査されたことで事なきを得ましたが、一歩間違えれば冤罪で捕まっていたかもしれないと思うと怖いですね。何かトラブルに巻き込まれそうなときには、すぐにその場を離れ、誰かに助けを求めるなど自衛するように心がけましょう。