出会いは学生時代
私が彼と出会ったのは高校生のころです。ただ、彼は1つ年上の先輩で、高校時代は話したことがなく顔見知り程度でした。それが、私が高校卒業後に県外の専門学校に通い始めたところ、なんと彼も同じ専門学校に通っていたことがわかったのです。
まさか同じ学校に知り合いがいるなんて……とビックリはしたものの、当時彼は私の友だちと付き合っており、私の中では「友だちの彼氏」程度にしか考えていませんでした。
しかし、専門学校を卒業し就職したあと、縁があって同じ職場で働くことになった私たち。その際、フリーだった彼からの猛アプローチを受け付き合うことになったのです。
女性と関わりがあった…?
彼とは順調なお付き合いをし、大きな喧嘩もなく1年が経ったある日のこと。彼とデートしていたとき、彼の携帯が鳴りました。
初めは気にしていませんでしたが、彼は携帯を見て少し慌てた様子で「電話してくる」と言い、離れたところへ。「どうしたんだろう……」と思いつつ、私は帰りを待っていました。
その後すぐに彼は帰ってきましたが、私が「どうしたの?」と聞くと、彼からは衝撃の言葉が返ってきたのです。なんと彼は「女友だちと電話をしていた」と言って……。
その言葉を聞いた瞬間、私の中で感情が溢れ出てくる感覚がありました。そして、初めて彼と喧嘩をすることとなってしまったのです。
「もう不安にさせることはしない」誓ってくれて
たとえ後ろめたいことのない「女友だち」だったとしても、隠すように電話をしたことで私の中には不信感が募りました。彼にはその気持ちをわかってもらいたく、お互い冷静になってから改めて嫌だと思った理由などを話した私。
お互い言い合いのようにはなりましたが、私の言葉を理解してくれた彼は、「もう不安にさせるようなことはしない」と言ってくれたのです。相手の女友だちにも、私の目の前で話をしてくれました。
その姿に、「ここまで誠実に対応してくれる人はいるんだろうか」と思った私は、このとき彼との結婚を決意したのです。
不安な気持ちになってしまったことはあれど、私に誠実に向き合ってくれた彼。初めての喧嘩が、私にとって彼との結婚を決意させるきっかけになりました。その後から現在まで、あのときほどの大きな喧嘩はしていません。そんな彼と付き合って2年を迎え、結婚しました。あのとき、真摯に向き合ってくれたからこその今があると心の中で思っています。
著者/浦田むに
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