息子が生後11カ月のころ、実家で腕にやけどを負ってしまったことがありました。つかまり立ちをした際に置いてあった電気ケトルをひっくり返してしまったんです。危険予測ができていなかったことに責任を感じました。今回はわが家のやけど体験エピソードをお伝えします。
熱湯が息子の腕に……!
息子は生後11カ月になると、ますます動きが活発になり、目が離せなくなりました。アイロンや炊飯器など、事故のもとになるようなモノを手の届かない場所に。しかし、事故は起きてしまいました。
それは、実家で過ごしていたときのことです。手が届かないだろうと思っていた電気ケトル。息子が手を伸ばすとギリギリ届いてしまったんです。気付いたときには電気ケトルが転倒し、お湯が息子の腕にかかってしまいました。
すぐに冷やすか否かが、大きく影響する!
しまった!やけどを負わせたかもしれない!私は急いで息子の腕を流水で30分以上冷やしました。やけどをしたときは、すぐに冷やすか否かが治ったあとの傷あとや症状に大きく影響する、という小児科医の話を思い出しました。
また、衣類のうえからやけどをしたのですが、脱がせずに冷やしました。症状がひどいと、衣類と皮膚がくっついて皮膚がむけてしまうことがあるからです。その後、タオルでくるんだ保冷剤を患部に当て、小児科医へ。
外出先のやけど対策も怠らない
患部を見ると、水ぶくれができていました。親の不注意でこんなことに……。幸いやけどの範囲は小さくすみましたが、完治するまでに約1カ月ほどかかりました。
入浴中はビニール袋で患部を覆い、ぬるめのシャワーに。処方された薬をしっかり塗って治るのを待ちました。自宅はもちろん、外出先でのやけど予防にも気を付けなければならない。そう強く身に染みた体験でした。
やけどは冬に起こりやすいイメージでしたが、実は夏にも多いことを知りました。日光を浴びて熱くなった公園の遊具、チャイルドシートの金属部分でもやけどをすることがあるとか。思わぬところでやけどをしないよう注意したいですね。(TEXT:ママライター田中由惟)