「聞いてしまった…」彼がフォトウェディング時にしようと思っていた「ある計画」を

 

3年前、出会いを求めていた私はマッチングサービスを利用していました。使うのは初めてで、どんな人とマッチするのか不安でしたが、そんなとき今の夫となる彼と出会ったのです。

 

やりとりをしていくうちに、どんどん彼のやさしさに惹かれ、何回か会っていくうちに付き合うことになりました。そして、付き合って3年になった日に彼と結婚！

 

私の中で「プロポーズ」は、どこかきれいな景色や夜景の前でするのかなと思っていましたが、実際はちゃんとしたプロポーズはありませんでした。付き合って2年経ち、そろそろ同棲しようかという流れになったときに、そのまま自然と結婚に至ったのです。

 

何度か彼にプロポーズの話をさりげなくしてみたものの彼はあまりピンときておらず流されてしまって……。少しモヤっとしていましたが、大好きな人と結婚できると思い、あまり気にしないようにしていました。

そして、無事入籍することができ、ウェディングフォトを撮ろうという話に。コロナ禍ということもあり、まだ盛大に結婚式をできないからせめて写真だけは……という気持ちでした。

 

そして、その打ち合わせのときに彼がお店の方に衝撃的なことを話していたのです。それは、「このウェディングフォトでしっかりとプロポーズしたい」ということ。

 

彼なりにプロポーズのことを考えていてくれていて、私の思いも汲んでくれていたのでしょう。こっそりと聞いてしまった私は、衝撃と共にうれしくて涙があふれてきてしまいました。

 

 

理想のプロポーズとは違うプロポーズにはなったものの、彼のやさしさが身に沁みた出来事になりました。まだウェディングフォトまで時間がありますが、彼からの言葉を楽しみに、最高にきれいな姿で臨みたいです。彼に「結婚してよかった」と思ってもらえるようこれからも頑張ろうと思います。

 

著者／浦田むに