ヒナタは女性に謝罪をするのですが、女性は茶化すような発言をしてきました。そのことに対して不快に思ったヒナタは手持ち金を机の上に置くと、「失礼します!」と言ってその場を去っていきました。
その出来事があってから、あっという間に1週間が過ぎ、結婚式の前日を迎えることに。会場にはユリの友人たちが集まっていたのですが、その中にヒナタが一夜を共にしてしまった女性・モネがいたのでした。
モネはヒナタに好意を抱いているようで、構ってほしいのか、結婚式場でもヒナタを困らせる行動ばかりをしてきました。次第に心身ともに疲弊していくヒナタ。ひとりになってうつむいていると、突然モネからメッセージが届きました。
「なんで俺のアカウント知ってるんだよ!」そうつぶやいた後、カチャッとドアが開きユリが戻ってきました。ユリは友人たちがヒナタのことを褒めてたことを伝えるのですが、「特にモネがすっごく褒めてた!」と言うと、ヒナタは思わず固まってしまって……?
「みんな褒めてたよ」うれしいはずの言葉なのに夫は一切喜べず…
「かっこいいし、やさしそう」
「ユリにぞっこんで一途なのが伝わってきた
だってさ!!」
ユリの言葉を聞いて表情を曇らせるヒナタ。
「ふふふ、なんだ?さては照れてるな?」
「あんなかわいい子に褒めてもらえてよかったねぇ」
すると、ユリの言葉をさえぎるように、
「明日もあるし、お風呂に入って早く寝よう」と返すヒナタ。
なんだかつれないヒナタに疑問を抱いたユリでしたが、
「そうだね」と言うと、早々とベッドに入ったのでした。
◇ ◇ ◇
ユリの言葉を聞いて、モネとの出来事を思い出すヒナタ。ユリは気付いていないようですが、表情から憔悴しているのが伝わってきます。ベッドに入ると、こっそりモネからきたメッセージを開いていましたが、ヒナタはどうするのでしょうか。ただ、ここでブロックをしておかないと、後々面倒なことになってしまうような気がしました。