あるとき、ブラウンさん宅でのお茶会に誘われたパープルさん。ふるまわれたお菓子をおいしくいただきましたが、なんとその後に「マフィン1個600円で…1,200円でいいよ」とお菓子の料金を請求されてしまいます。
事前に料金説明もなく、こだわりの食材で作られたお菓子は市販品よりも割高。パープルさんは戸惑いながらもしぶしぶ支払うしかなくてモヤッとしてしまいます。
価値観の合うママと出会って
それから数日後。パープルさんが近所の児童館へ足を運んだときのことです。
しばらく支援センターから足が遠のいていたパープルさん。
ある日、子どものおやつに市販のスティックゼリーをあげようとしていたところ、イエローさんというママに声をかけられます。
イエローさんは、「このゼリー便利だよね!」とパープルさんと同じ価値観で話せるママでした。気の合うママとの会話はこんなに楽しいのかと感じるパープルさん。
すると、たまたまそこにブラウンさんたちが通りかかり、パープルさんたちが市販品のおやつをあげようとしているところを目撃。「市販品をあげるのは手抜きでしょ」と強く言い放ったのです。
ブラウンさんは、子ども用に作られたお菓子であっても市販品では納得がいかないようですが、どの家庭にもそれぞれの考え方があります。
食にこだわりを持っていること自体は間違いではありませんが、それがすべて正しい、自分以外の人もそうするべき!と押し付けるのは少し違うのではないでしょうか。
誰かのためにと思ってアドバイスをするのであれば、まずは相手の考え方にもきちんと耳を傾けてからにしてほしいですね。
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