義母と義祖母の嫁姑問題!?
私と夫が結婚を控えている2カ月前、突然誰にも相談なく義父が再婚し、義母がきました。面識もないまま、「はじめまして、今日からよろしくね」と義母が言い、戸惑いが隠せなかった私。その場にいた夫と夫の祖父母も、ただただびっくり。みんな、「どんな人なんだろう……」と探り探り接していく中で、義母がきて早々に義祖母との嫁姑問題が勃発しました。
きっかけは、「お肉は国産派! 外国産派!」といったささいなことです。夫の実家は、これまで義祖母が台所に立ってきたわけですが、義祖母が調理するお肉は必ず国産でした。
義母は、国産に対して「今後、私が台所に立つときは外国産を使います。国産なんて高いわ」と言い放ち、その場が凍りつきました。何十年と台所に立ってきた義祖母からすると、心無い言葉だったと思います。
その日を境に、嫁姑関係は悪くなり、夫の実家へ遊びに行くたび義祖母が近況を話してくれました。その様子を義母が見ていたとは知らずに……。
義弟夫婦と比較?義母のチクチク言葉…
家族間での空気がよくない中、私たちは入籍する日を迎え、夫婦になりました。
ある日、親戚が集まるということで夫の実家へ行くことに。子どももたくさんいてにぎやかで、とても楽しい時間でした。食事の後片付けをしているとき、義母も嫁いできたばかりで不慣れということもあり、食器の片付け場所を私に尋ねてきました。
私もわからなかったので「どこっだったかな〜? すみません、わかりません」と答えたところ、「わからないよね! わかるわけないか! 義弟のお嫁ちゃんのほうが嫁いできたの早いもんね」と笑いながら、近くにいた義弟のお嫁さんに片付け場所を尋ねたのです。
義弟のお嫁さんが片付けると、義母は親戚全員の前で「さすが、義弟のお嫁ちゃん! やっぱ違うわ〜」と言い、一瞬その場が静まり返ったのを今でも鮮明に覚えています。
親戚たちがいることもあり、私は何か言い返すこともできずその場を離れましたが、モヤモヤしてしまい早く帰りたかったです。
その日を境に、何をするにしても夫と私は義弟夫婦と比べられるように。車を買うと「お金もないくせに、車にお金を使って! 義弟夫婦たちは、考えてやりくりしてるのに」や、家を建てると「義弟夫婦の家は、すごくよかった。義弟夫婦の家が好きだわ」などと言われ、兄弟で比べられることが、こんなにも悲しい気持ちになるとは思いませんでした。私たち夫婦は義母と距離を置くようになり、自然と夫の実家へ帰ることが減ってしまったのです。
帰る機会が減ったこともあり、実家へ帰ったときには義祖父母も、義父も、私たち家族が過ごしやすいようにとても気にかけてくれます。義母とは、お互いに当たり障りのない距離感で接し、今では子どもたちがいてくれることで場の空気も和み、楽しく過ごすことができています。子どもたちに感謝です。
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イラスト/森田家
著者:山野みか
2018年生まれの男の子、2020年生まれの男の子、2021年生まれの女の子の3児の母。学校の事務員として働きながら、自身の経験をもとに育児の体験談を執筆中。