育児の大部分を担う私
わが家では、育児の大部分を私が担っています。仕事をしている夫の代わりに、育休中である私が子どもたちの世話をすることがほとんどです。休日は、夫が子どもと一緒に遊ぶこともありますが、それでも主に私が子どもの面倒を見ることが多くありました。
本当は、夫にももっと育児に関与してほしいという気持ちがありましたが、夫の仕事が多忙だったため、今の状況は仕方がないと考えていたのです。
考え方の違い
ある日の休日、夫が2歳の子どもを見てくれていたのですが、ふと2人の様子を見てみると、夫が子どもに動画サイトで動画を見せていました。私は普段、子どもにYouTubeなどの動画サイトをまったく見せていません。
というのも、小さいうちから過度にメディアに触れていると、子どもの発育によくないという情報を本で読んだり幼児教育に詳しい専門家の方や小児科医から聞いたりしたことがあったのです。「頃合いを見てかな……」と考えていたため控えていたところがありました。
夫とはそういった相談をしていなかったため、夫は私の考えを知りません。そのため、私の考えを話し「今は控えてほしい」ということを伝えました。夫はその場でやめてくれたのですが、また別の日に子どもに動画サイトで動画を見せていたのです。
夫の対応は?
動画を見せることで子どもの気が紛れるのはわかります。しかし、私は「考えを伝えたはずなのにな」とモヤッとした気持ちに。また伝えようか悩みましたが、しばらく考えたあと「言い合いになってしまうかもしれないし、一旦夫に任せて様子を見よう」と、このときは見守ることにしたのです。
すると次の休日に、子どもが「動画を見たい」と夫に泣いて訴えてくるように。夫が「今は見ないよ。見る時間はおしまいだよ」と声をかけても、子どもは泣き続けるばかり……。
対応に困り果てた夫は、「お風呂に入ろう」となんとか子どもを説得して、子どもの気持ちを切り替えようとしていました。
この出来事があったからか、子どもに動画を見せるのはほどほどにしたほうがよいと思ったのか、夫は見せるタイミングや時間に気をつけてくれるようになった気がします。
育児のほとんどを私が担っていたため、育児の問題は、自分がすべて解決しなくてはいけないと思い込んでいた私。夫の育児にモヤッとしてしまうことも多くありました。しかし今回の出来事を通して、なかなか子どもとの時間がとれない夫にとっては、子どもと触れ合うことで学ぶこともあり、そういった時間も大切なのだなと感じるようになりました。
著者/nanoka22
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