毎日バタバタ…長男をつい後回しにした結果
長男が8歳、次男が5歳のときに第3子の妊娠が判明。この妊娠の前に流産を経験していたこともあり、家族みんなで三男の誕生を楽しみにしていました。
無事三男が誕生し、出産4日目にして3人の育児がスタート。2週間ほど実母が手伝いに来てくれましたが、それ以降は夫が帰宅するまではワンオペ育児で毎日がバタバタ……。手のかかる三男と次男にばかりに時間を取られ、しっかり者の長男をつい放ったらかしに。宿題の音読も集中して聞いてあげられず、長男が話したそうにしても後回しにしてしまうことが増えました。
放っておいても自分のことやお手伝いをきちんとしてくれる長男。そんな彼を頼もしく感じていたある日、最近宿題の音読を聞いていないことに気づいたのです。連絡帳を見ると、自分で「聞きましたサイン」をしていましたが、先生は気づいていない様子。私の怒りはマックス! 長男にどういうことなのか確認すると、「音読だって、俺の話だって聞いてくれないじゃん!」と泣いて反論してきたのです。その言葉にハッとした私は「ママが悪かった……。ごめんね」と謝罪。「まだまだ8歳で構ってほしかったよね。我慢させてごめんなさい」という反省と後悔が襲ってきました。長男は「ママが大変なのはわかっているよ」と理解はしてくれましたが少しいじけているようでした。
夫にこの出来事を話し、夫婦で協力しながら長男としっかり向き合うことに。夫に次男と三男のお風呂を任せ、その時間に私が長男と話したり、宿題を見てあげたりするようにしました。その結果、長男も心に余裕ができたのか、今まで以上にやさしくなったのです。まだまだ下の2人は手がかかるので、3人平等に関わることは大変ですが、できる限り息子たち一人ひとりと向き合っていきたいです。
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作画/ひのっしー
著者:谷 ふみ
3人の男の子を育てるママ。仕事に家事、育児に追われる毎日。最近は、子ども達を寝かしつけた後、ひとりでドラマや映画を観るのが楽しみのひとつ。