終わったあと、彼が焦り始めて…
ある日、デートをしたあとに彼の家に泊まることに。その日は2人とも疲れていたのでそのまま寝てしまったのですが、翌朝いい雰囲気になって行為に至りました。
すると、コトが終わったあとに大事件が起きたのです。彼が急に「えっ!?」と言ってベッドから立ち上がり、洗面所に行きました。どうしたのかと思っていたら、右手にコンドームを持った彼がひと言。「このコンドーム、破れてる!」と言うのです。
どうしようと悩んだ末…
それを聞いて、私はとても焦りました。破れているということは、避妊ができていなかったということです。性交渉中に避妊具が破けることがあるんだという驚きと、どうしようという不安でいっぱいになりました。
その後、私たちは話し合って、病院でアフターピルを処方してもらうことに。2人ですぐに行ける婦人科を探しました。
アフターピルを処方してもらうことに
すぐに受診できる病院を検索しながら、アフターピルについてインターネットで調べていると、性行為をしてからアフターピルを服用するまでの時間が早いほうが妊娠を防げる確率が高いと書かれていました。
そして病院に着き、少しでも早く薬をもらって対処しなければという思いで診察の順番を待ちます。恥ずかしい気持ちもあったのですが、医師に事情を説明すると、アフターピルを処方してもらえました。医師からは1錠だけ飲めばよいと言われ、1錠処方してもらいましたが、保険が適用されないのでとても高額だったと記憶しています。
受診時には、アフターピルの副作用についてもしっかりと説明を受けました。人によっては強い吐き気や熱が出ることもあるとのことで、少しだけ不安に。食後に飲んでくださいとのことだったので、食事を済ませてから、おそるおそるアフターピルを飲みました。
飲んだあと、半日くらいは副作用が出るのではないかと不安な気持ちが続きましたが、翌日になっても特に異変はありませんでした。その後、きちんと生理がきたので妊娠はしていませんでしたが、生理がくるまでは正直安心できず、気が気ではなかったです。
私たちの場合は、避妊具が破れていることに彼が気づいてくれたので、すぐに病院へ行きアフターピルを処方してもらうことができました。避妊具は破れることもあるのだと身をもって知り、その場合はすみやかに病院を受診することが大切だと痛感。また、性感染症予防や避妊をするためにも、避妊具をしっかり着用するよう気をつけようと2人で改めて感じた出来事でした。
※緊急避妊薬(アフターピル)は早く飲むほど避妊効果が高まりますが、避妊確率は100%ではありません。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/なつみん
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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