夫のふるさとで暮らすことに
結婚後、夫のふるさとに住むことになった私たち。義母が高齢で体も弱く、介護が必要になり始めたため、それは自然な成り行きでした。
ただ、私にとっては初めて住む場所だったので、移住する前に確認をしたいことがありました。なぜなら、夫のふるさとは人口も少ない里山の町。いろいろとしきたりがあるだろうと不安だったのです。
けれども、夫に尋ねると「煩わしいことは何もないよ。自分たちだけで気楽に暮らせるから」と言うのでした。私は少し不安が残りましたが、夫の言葉を信じて「まあ大丈夫だろう」と考えるように。
暮らし始めて数カ月後…
しかし、夫のふるさとでの暮らしは、やはり一筋縄ではいきませんでした。引っ越した当初は、新婚生活を楽しんでいたのですが、数カ月経つと、突然家に夫の友人が遊びに来たり、親戚の人が連泊したりと、私たちの家がだんだんと宴会場やホテルのようになっていたのです!
はじめのうちは、夫の友人や親戚だからとおもてなしをしていた私。けれど、次第に自分の生活ペースを乱されることによるストレスでイライラしてしまうように……。そして私は、「こんな暮らしもう我慢できない!」「どうして多くの人が訪れることを移住する前に言ってくれなかったの?」と、夫に溜め込んでいた思いをすべて伝えました。
夫と話し合うことに
私の言葉を聞いた夫は、ショックを受けたようでした。夫は、突然友人や親戚が遊びに来たとき、私が笑顔でおもてなしをしていたので、楽しんでいると思っていたそう。まさか私がストレスを抱えていたとは思わなかった夫は、それ以降、元気がなくなってしまったのです。
夫の様子を見た私は、夫の友人や親戚とどう関わっていくのがお互いにとってベストなのかを話し合うことに。その結果、夫の友人とはお店で会うことにし、近くにホテルがないため親戚の人は家に泊まることを許可しました。ただ、親戚が泊まるときの準備は、すべて夫がするという約束にしたのです。
夫と話し合ったおかげで、夫の友人や親戚と程よい距離感を保つことができるように。突然家に人が来ることで生活ペースが乱されることもなくなったため、私のストレスも軽減されました。
私は、夫のふるさとに移住する前に、ふるさとでの過ごし方を夫にもっと詳しく聞いておくべきだったなと後悔しました。結果的に、話し合いで解決できたのでよかったですが、最初に違和感を持ったときに、遠慮せず何でも聞くことがとても大切だとわかりました。
著者/匿名
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