きっかけは緊急入院
その日も変わらず自己中っぷりの夫。1週間前から家族の誰とも口もきかない・家事・育児も一切せず。食事も1人で夜中に食べるという日々でした。私も子どもたちも、「まただねぇ」なんて言いながらわいわい気楽に過ごしていた中、それは突然起こったのです。
珍しく自分から何事もなかったかのように話しかけてきた夫。「ちょっとおなか痛い。熱もあるかも……」私は心の中で「だから何?」と思いながらも、ここは恩を売っておくチャンスと思い、心配しているフリをして対応していました。次第に腹痛が強くなっていき、少し力を入れただけで激痛が走るようで、ついには身動きが取れなくなりました。。そして、鎮痛剤を使い、やっと痛みが治まったタイミングで夜間外来受診。診察の結果、入院することに。
誕生日なのに、誰もメールをくれない家族
コロナ禍で面会制限があり家族とのコミュニケーションは電話かビデオ通話のみ。私は必要なときにメールを送る程度でしたが、義両親も本人の身勝手さに怒り心頭で一切連絡せず。入院中に迎えた夫の誕生日にも、誰1人夫へ連絡する人はいませんでした。
本当は家族に愛されたかった
それから退院し、夫の家族に対する態度は変わっていきました。私や子どもたちの気持ちなどはきちんと聞いてくれなかった夫が、耳を傾けようとする姿勢が見えるようになったのです。
入院して家族と離れ、家族のありがたみを感じ身の振り方を考えたのかも知れません。本当はみんなに愛されて楽しくいたかったんだなと思いました。素直になれず意固地になっていく夫。すごく生きづらかっただろうと思います。あんなに自己中だったのに少しずつ変化を遂げ、まるで別人と再婚したような気分です。
著者:著者:丸田 ひめこ/女性・会社員/2007年に長女、2009年に次女、2011年に三女、2017年に長男を出産し、フルタイムで働く4児のママ。稽留流産経験あり。カウンセラーとして、ママや子どもたちのカウンセリングをおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)