大好きなパパとのお風呂で……
わが家の夫は平日の帰宅が遅いので、子どもと一緒にお風呂に入れるのは仕事が休みの土日だけです。3歳の次女はパパっ子なので、休日のパパとのお風呂をいつも楽しみにしていました。
ある日曜日、長女、次女、夫の3人でお風呂に入りました。かけ湯をし、湯舟に浸かりキッチンまで届くキャーキャー楽しそうに遊んでいる声。ところが10分程経ったころ、突然次女の泣き声が聞こえてきました。「目にお湯でも入ったかな」などと考えていると、「パパいやーいやなのー」と泣き叫ぶ次女の声と、「えー今さら? どうするー?」と笑いながら話す長女の声。気になって浴室へ見に行くと、湯船に浸かりニヤニヤする長女、椅子に座り戸惑う夫、夫の前で髪の毛が泡だらけの状態で泣いている次女。
ニヤニヤしながら理由を話す長女
私が「どうしたの?」と聞くと、長女が「パパがAちゃんと(次女)と向かい合って髪の毛を流してあげようとしたんだけど、パパのモノがおなかに当たるのが嫌で泣いてる」とニヤニヤしながら言うのです。「だから夫は戸惑っていたのか。どんまい夫」と思いながら笑ってしまった私。
夫は切なそうに湯船に浸かり、長女が次女の髪の毛を流してあげていました。そして髪の毛を流し終えると次女は早々と浴室から出てきて、「もうパパとお風呂入らない」と言い、理由が理由だけにどうすることもできない夫は凹んでいたのでした。
1カ月後……
これまでにも何度も楽しそうにお風呂に一緒に入っていたけれど、この日ふとパパのモノに気付いたのでしょうか。それから1カ月程はパパとのお風呂を嫌がりましたが、その後はまた機嫌よく一緒に入ってくれるようになり、誰よりも喜んでいたのは紛れもなく夫でした。
著者:石井ゆうき/女性・会社員/2012年生まれと2020年生まれの姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。お金にまつわることに興味があり、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)