出産後のある日、夜寝ていると、突然不気味な夢を見ためぐみ。恐ろしい姿の自分がてっぺいに襲いかかっていたのです。翌朝、義母が孫に会いたいからと突然家にやってきたのですが、めぐみの義母への不満はたまっていき……。
これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。
義母の迷惑な行動にモヤモヤ
めぐみの状況に配慮せず、突然家に押しかけてきた義母。自分が押したインターホンの音でゆうきが泣き出してしまったのにもかかわらず、のんきな顔で孫をあやします。
すると突然、恐ろしい姿の自分に憑りつかれ、「キモいんだよ クソババァ」などと怒りに震えながら義母に襲いかかろうするめぐみ。義母が振り向き、ゆうきが泣いているのだから抱っこしてあげなさいという声で我に返ります。
泣いているゆうきを抱っこしながら、めぐみはあることを考えていました。自分でも義母に襲いかかろうとしたときの記憶が曖昧で、何が起きているのかよくわからないのです。
そんなとき、冷蔵庫を開けて中身を見た義母が言いました。
「あら? ろくな物ないわね。ちゃんとてっぺいに栄養あるもの食べさせてるんでしょうね?」
そして義母はさらに、今どきの若い母親は甘やかせされすぎ、育児をしながら家事をこなすのが母親というもの、めぐみは母親としての責任を感じていないなどと言いたい放題。
それを聞いためぐみは「すみません……」と悲しい表情で言葉を返します。
さらに義母は、つらい気持ちになっためぐみの気持ちはお構いなしに、今日の夜ご飯を自分が作ると言い出したのでした。
◇ ◇ ◇
突然家にやってきたかと思ったら、「母親とは育児をしながら家事をこなすものだ」という自分の考えをめぐみさんに押し付けてきたお義母さん。母親としての自覚が足りないとまで言われたら、悲しくなってしまいますよね。お義母さんとの関係がつらいときには、無理をせずてっぺいさんに正直な思いを伝えてみたり、信頼できる友人などに相談してみたりするのも良いかもしれませんね。
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