体育はやめておこう…
高校1年生のときの話です。
この日、私は生理2日目でした。私はもともと生理痛が重いほうで、このときは10月末で少し肌寒い時期だったこともあり、朝に自宅を出て学校に向かうときからおなかにズゥゥゥンとした痛みがありました。鎮痛薬は飲んできましたが、それでも体調は万全とは言えません。
そこで、無理をするのはよくないと判断して、午前中の2限目におこなわれる体育の授業は見学させてもらうことに。1限目の英語の授業が終わったあと、私は教室を出て体育担当の教師の姿を探し、話しかけました。
先生がとった行動は?
「先生! すみませんが……今日はおなかと腰が痛いので体育は休みたいです」
と伝えると、先生は「わかった」とすんなり了承してくれ、続けて「大丈夫?」と心配してくれました。
さらに先生は「生理痛かな? 今日はいつもより寒いから体を冷やさないようにね」と気づかってくれ、「血行が良くなると生理痛もましになるだろうから」と、私の腰をやさしくさすってくれたのです。
今まで、この体育の先生とはあまり話す機会がなかったため、先生の突然の行動に驚きながらも、気づかいがとてもありがたく感じた出来事でした。この一件で先生とは距離が縮まり、生理についての相談をするようにもなりました。
原案/そうくんママさん
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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