別々の店舗で働く夫婦
2人の子どもに恵まれた私たち夫婦は、共働きです。私は会社の規則で許可されている時短勤務で働かせてもらっており、16時には子どもたちを迎えに行くため通常よりも2時間早く退社します。
仕事内容はフルタイムの事務員と同じ内容で仕事量も同じ。家庭の都合で、時短勤務にしていただいているものの、仕事はしっかりこなさなければ迷惑がかかってしまいます。
しかし、仕事中に保育園からの連絡で「熱があります。迎えにきてください」と、子どものいる家庭では避けられない急な呼び出しがあることも。そのたびに店長に相談し、早退させてもらうこともしばしばありました。
朝から子どもが熱を出した!
夫婦で同じ会社に勤めているため、繁忙期も時期が一緒な私たち夫婦。その繁忙期に子どもが発熱してしまったことがありました。
保育園には行けないため、夫と相談し交代で休みをもらうことに。交代で休みをとることを快諾してくれ、子どもの看病をしてくれた夫には感謝しています。しかし、予想以上に子どもたちの風邪が長引き、結果、1週間近くお休みをすることになってしまいました。
その際夫が勤める店舗の店長から、私が勤める店舗の店長にある連絡が入ったそうなのです。
夫が勤める店舗の店長の言葉にビックリ!
驚くべきその内容は、子どもが熱を出して休まないといけないときは、「嫁が休みをとるべきだと思う」というものでした。私が勤める店舗の店長から「そう相談を受けた」と聞いたときは、正直「はぁ?! 休みは女だけが取るものだって?」と思ってしまいました。
どうやら、夫が勤める店舗の店長は、「家庭よりも仕事優先」というタイプで、私たち夫婦のような働き方は理解できないようでした。その店長からしたら、たしかに自分の店の戦力が落ちることに懸念があったり、私が時短勤務のため、私たち家族の給与面の心配もしてくれたりしたのかもしれません。
しかし、どちらが休んでも分担している業務を別の方に負担してもらわないといけないのは一緒です。私の訴えに夫もこの不平等さを理解してくれ、2人で会社に相談。休むときは夫婦で話し合って決めてよいと会社から正式に返事をもらえました。
夫も自身が勤める店舗の店長へ相談してくれ、今ではわが家で休まないといけないときは快くお休みをもらえるようになりました。夫の上司の発言は私にとって衝撃の言葉でしたが、夫が育児や家事に協力的なやさしい人で本当によかったと、心から思います。
著者/月野 結
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