その後、ヒナタはモネから毎晩夜中の授乳を一緒にやろうと提案をされてしまいます。最初は断ったヒナタでしたが、モネに脅されたこともあって、しぶしぶ毎晩モネの部屋で赤ちゃんの授乳をおこなうことを承諾したヒナタでしたが、次第に体には疲労が溜まっていきました。
そして、ついにユリにバレそうになってしまったのです。その場は事なきを得たものの、このままでは時間の問題だと不安に思い始めましたヒナタ。そこで、「夜間の授乳を一緒にするのはもう辞めたい」と早速率直な思いをモネに伝えるのですが、「代替案を出してよ」と言われてしまいます。
そこで、ヒナタは昼間時間を作って定期的にランチに行ったり、買い出しにも一緒に行こうと言いました。モネはその代替案を聞くと、うれしそうに賛成。しかし、それから数日が経ったある日のこと。ユリは同じマンションに住むご婦人から、ヒナタが毎日モネとスーパーへ通っているという話を耳にして……!?
あまりにも衝撃的な内容に、妻の表情は引きつってしまい…
「ま、毎日ですか?」
「え……?」
「私……なんかまずいこと言っちゃったかしら……?」
あまりにも衝撃的な内容に表情が固まってしまったユリ。
「じゃあ俺、買い物行ってくるから……」
「今日は……私も一緒に行こうかな」
「いや、いいよ!!鈴も連れてってなると荷物も増えるし、
俺ひとりで行く!!」
「じゃ、じゃあね!」
ヒナタはそう言うと、
ひとりで買い物へと出かけて行ったのでした。
◇ ◇ ◇
ユリがご婦人の話を聞いてなければ、ユリを気遣うやさしい夫としての言葉として受け止められたのでしょうが、あの話を聞いてしまった以上は気が気ではいられないですよね。また、ヒナタの表情がぎこちないことも、ユリの疑う気持ちにより一層拍車をかけてしまったのではないでしょうか。