家族とのお出かけ中に…
私が初潮を迎えたのは、なんと船の上でした。その日は祖父母と弟と遊覧船に乗るために出かけていました。遊覧船で突然の腹痛に襲われ、トイレに行くと下着に血がついていてびっくり! 当時の私はまだ生理について知識がなかったので、思わず悲鳴をあげそうになりました。
どうしたらいいのかすらわからず、直感で「病気かもしれない、帰ったらお母さんに言わないと」と思った私。下着についた血をトイレットペーパーで拭き取り、祖父母の元へ戻りました。
病気だったらどうしよう!
私は幼いころ、小児ぜんそくで入退院を繰り返していました。そのため、下着に血がついていたのを見てから、帰宅するまで「治らない病気だったらどうしよう」とずっと心臓がバクバクしていたのを覚えています。
そして、帰宅後恐る恐る母に事情を説明し、確認してもらうと……なんと母は笑顔で「おめでとう!」と言いました。まさかの言葉に私は?マークが浮かびます。
その後、自分が初潮を迎えたことを説明され、トイレでナプキンの使い方を教わりました。それだけでは生理がどういうものかわからず戸惑っていると、夕飯には赤飯が出てきて驚いた私。
「おめでとうっていうことは病気じゃないの?」と混乱します。それから数日後、タイミングよく学校で生理の授業があり、「生理が病気でないこと」「体の成長の1つであること」を知り、ようやく安心できました。
未知のことが自分の体に起きると、あんなに不安になるのだと今でも思い出します。子どもができたら、早いうちに生理について伝えようと思っていましたが、わが家にやってきたのは男の子。けれど、男の子も生理について理解することが大切だと思うので、時期がきたら生理について話したいと思っています。
著者/奥ちま
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
-
「暑いから脱ぐわ。持ってて」彼が突然上着を渡してきて…彼の行動の意図とは?
-
ずっと気になっていたトイレ奥の「謎の箱」。初めて開けてみると…衝撃の光景に呆然
-
「大丈夫…?」川で水遊びをしていた私⇒気がつくと下半身が大惨事になっていたワケ!