我慢できないかゆみ
小学校4年生のときに初潮がきた私。はじめのうちはナプキンをつけての生活に慣れず、違和感を覚えるくらいだったのですが、小学5年生のときにデリケートゾーンがかぶれて、寝られなくなるようなかゆみに何日も襲われるようになったのです。
あまりにもかゆく、学校でも我慢できずにかいてしまうほど。家にある保湿用の軟膏を塗ったのですが、よくなる気配はありませんでした。
母に相談したけれど…
そこで私は「デリケートゾーンがかゆくてつらい」と母に相談してみました。すると、母は薬局でデリケートゾーンのかゆみに効く薬を買ってきてくれたのですが、それでもかゆみは治まらず……。
市販薬の効果がなく、かゆみに耐えきれなくなった私は、「病院に行きたい」と母に主張。しかし、「こんなところのかゆみなんて……何科に行けばいいのよ?」とあやふやにされてしまったのです。
昔から、母とは性に関しての話題をオープンに話すことができませんでした。そのため、今回のようなデリケートゾーンのかゆみについても話しづらく、母からすると小学生の私を婦人科に連れて行くことにも抵抗があったようなのです。
クラスメイトからの指摘にドキッ
その後もデリケートゾーンのかゆみはなかなか治まらず、かゆさに耐える日々を過ごしていました。けれど、あまりのかゆさに我慢できず、学校でかいてしまうことも……。もちろん、デリケートゾーンなので、人目につかないところまで行ってかくなど、バレないように気をつけていました。
そんなある日のこと。学校でバレないようにデリケートゾーンをかいていると、クラスメイトの1人に見つかり「いつもそこ触っているけどやめなよ」と言われたのです! 私はびっくりし、恥ずかしさでいっぱいに……。バレないように気をつけていたつもりが、無意識にかいているときもあったらしく、指摘されてしまいました。
幸いにも、その場にはその子しかいなかったのでよかったですが、大人数の前だったらと考えゾッとした私。すぐに、もう一度母に相談し、薬局で抗生物質の入った違う薬を買ってきてもらいました。
すると、今度は効果があり、ようやくつらいかゆみから解放されました。その後は、ナプキンでかぶれないようにと、デリケートゾーンの毛を処理するなど対策をとるようになったため、かゆみに悩まされることはなくなりました。
ナプキンでデリケートゾーンがかぶれて、1カ月以上もの間かゆみに苦しんでいた私。あのころ、母と性の話をオープンにできていたら、もっと早くかゆみを解決することができていただろうなと後悔しています。将来自分の子どもができたときは、性の話もオープンにできるような関係になれたらいいなと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※アンダーヘアの自己処理をする際は、埋没毛や色素沈着などの肌トラブルが起きる恐れがあるので注意しておこないましょう。
著者/堀川京香
監修/助産師 松田玲子
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