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「お願いします」体の不調で病院を訪れた私。泣きながら医師に頼み込んだこととは… #闇堕ちした妻 14

「妻の私が闇堕ちした理由」第14話。めぐみは、夫のてっぺいと息子のゆうきの3人暮らし。めぐみが妊娠しているときのこと、てっぺいは育児中の同級生・さえを見て体型や性格をバカにしました。てっぺいの言葉にめぐみは呆然。そんな矢先、めぐみは母親が祖母から譲り受けたというネックレスを渡されます。

やがてめぐみはゆうきを出産。退院後のある日、義母が突然押しかけてきたかと思ったら、めぐみに向かって「母親としての自覚が足りない」などと言ってきました。なかなか帰らない義母に悶々としていためぐみ。するとネックレスが「ズ……」と動き出しました。と同時に、なぜか「迷惑だから帰れ」と義母に言ってしまったのです……。

その夜、酔っぱらって帰宅したてっぺいは、眠りについたゆうきを起こしてしまいます。めぐみはてっぺいに不満をため込んでいきました。さえは、不満をため込むめぐみを心配してSNSをすすめます。そして夫や義母への不満や愚痴が激しい口調で山のように書かれたアカウントを見せてきました。実はこのアカウントはめぐみが匿名でてっぺいや義母への不満を書き込んでいるもの。

ある日、母親からネックレスに隠された秘密を聞いためぐみ。母親曰く、ネックレスは、昔、山奥のある村で男性に対して意見することはできなかった女性たちがつらさを吐き出した石を削った一部とのこと。また、「石を持ち歩けば言葉を飲み込まずに済んだと言い伝えられている」と母親。

その翌朝、寝過ごしてしまっためぐみが急いでリビングへ向かうと、てっぺいの顔にはいくつもの傷があったのです。すると突然、ネックレスがズズッと動くような感覚がしためぐみ。首元を確認すると、つけていたはずのネックレスがありません。記憶がところどころ抜けてしまっていたのです。

また、自分のSNSアカウントを開くと、つぶやいた覚えのない書き込みを大量に発見。自分が自分でなくなっていくような気がしためぐみは、ある精神科医の元へ相談をしに行くことに……。
 

これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。

焦る気持ち

妻の私が闇堕ちした理由

 

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妻の私が闇堕ちした理由

 

焦っためぐみは、何か解決策はないかとインターネットで「記憶が途切れる 一日」と検索。

 

検索の結果、碇川事件という出来事が何か自分の問題を解決してくれる手がかりになるのではないかと考えました。そして、碇川事件に関わりのある精神科医の鴨居先生の元を訪れます。

 

めぐみは、鴨居先生に記憶が途切れることや、身体がもう1人の自分に乗っ取られているような感覚になることなどを話しました。

 

めぐみがインターネットで検索をして発見した「碇川事件」というのは次のようなものでした。殺人事件を起こした碇川裕介という男性は、事件の取り調べの際、犯行時の記憶が断片的に欠如していることが発覚。鴨居先生の元で精神鑑定をおこなったところ、もう一つの人格があることが判明したのです。

 

さらにめぐみは、鴨居先生に自分のSNSのアカウントにもう一人の自分から「自分を解放しろ」というメッセージが届いていたことを報告します。

 

それを聞いた鴨居先生は、「碇川くんのときにも同じようなメッセージが届いていた」とつぶやきます。するとめぐみは「私……その私碇川さんに会わせてくれませんか!?」と鴨居先生に頼みます。

 

そして、このままでは自分はすべてを失ってしまう気がするのだと、涙を流しながら碇川に会わせるようお願いをしたのでした。

 

◇ ◇ ◇


記憶が抜け落ちていたり、自分が自分でないような感覚がしていたりして不安でいっぱいだっためぐみさん。誰にも相談できず、苦しい日々が続いていましたが、精神科医の鴨居先生にすべてを打ち明けることができてよかったですね。鴨居先生はめぐみさんの症状に驚きつつも、親身に話を聞いてくれていました。誰か1人でも自分の悩みをさらけ出せる人がいると心強いですよね。無事にめぐみさんの身体に起きている問題が解決していくといいですね。


バラシ屋トシヤさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターバラシ屋トシヤ

    懐かしい物を集めることが趣味なWeb漫画家。背中のゾクゾク感がクセになるホラー漫画と、シュールな笑いに引き込むギャグ漫画を展開中。

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