すると、園長は市が運営している育児相談を受けることを勧めてきたのです。モモさんは家に帰って夫に相談するのですが、夫からは「娘に問題があるようには思えないから、園にはもう少し様子を見てもらおう」という返事が返ってきました。
その後、娘に「痛い痛いしたらダメだよ」と言い聞かせたモモさんでしたが、その2カ月後、また園長室に呼び出されてしまいます。園長は厳しい表情をすると、再び育児相談を勧めてくると、さらに保育士を1人同行させてほしいと言ってきたのです。
さらに、ぶどうちゃんから手を出されたAちゃんは、最近登園渋りを起こしているという事実を聞かされます。先生は険しい表情でモモさんに「困っている」と言ってきて……!?
先生から渡された報告書の量に愕然として…
先生から渡された報告書に目を通すと、
モモさんはその多さに驚いてしまいます。
「え……なにこの量」
内容を確認すると、胸が締め付けられるような
気持ちになってしまったモモさんでしたが、
育児相談に行き、預かった報告書を提出することに。
「正直こちらの報告書を読んでも、
この月齢でよくあることなので何とも言えないです」
保健士の方はそう言うと、
実際に園に行って様子を見たり、
先生と話をしてくれると提案してくれたのです。
それから数日後、モモさんの所に
保健士の方から電話がかかってきました。
「手を出しちゃうことがありましたが、
やはり月齢的なものだと思いました」
「そのため、保育士さんたちには、もう少し
ぶどうちゃんの良いところを褒めてあげてほしい
ということだけ伝えてきました」
その報告を聞いて安心したモモさん。
「ありがとうございます」とお礼を伝えたのでした。
先生に渡された報告書の量ですが、A4用紙に5枚分びっしり書かれていたとは驚きです。こんなたくさんの量の報告書を渡されてしまったら、確かに娘を否定された気持ちになってしまうというのも分かる気がしました。保健士の方が保育園に連絡を取ってくれていましたが、第3者が介入したことでモモさんへの風当たりが少しでも弱まるといいですね。