「君がどんなに歳をとっても、俺は愛し続けるよ!」「君の明るくて優しい内面に惚れたんだ」と彼は私にベタ惚れ。結婚を反対していた両親とは疎遠になったものの、私たちはとても幸せな日々を過ごしていました。
年上妻にベタ惚れだったが
しかし、夫が20歳の誕生日を迎えたあたりから、少しずつ様子が変わり始めました。それまで毎日仕事から真っすぐ帰って来ていた夫が、職場の先輩たちと飲み歩くようになり、深夜に酔って帰ってくることも多くなってきたのです。
そして私を年寄り扱いしてきた上に、私の誕生日に出かける約束をしていたのに、仕事を理由にドタキャンしてきました。
30歳の誕生日、離婚届を突きつけられて
私は30歳の誕生日を迎えました。ひとり寂しくケーキをつついていると、玄関のドアが開く音が。「やっぱりお誕生日だから急いで帰ってきてくれたんだ!」と喜んだ瞬間、夫は信じられないような言葉を口にしました。
「俺さ、もうお前のことは女とは思えないわ。やっぱ嫁がババアとか無理だわ。離婚な!」と。呆然とする私に離婚届を突きつけ、1週間後には家から出ていくように冷たく言い放ちました。
ショックで呆然としていた私でしたが、よく考えて見たらここ数カ月、夫の様子はずっとおかしかったんです。これには何か裏があるに違いない……さっそく夫の身辺を調べてみることにしました。
夫が離婚したがっていた真の理由
すると、キャバクラの女に入れ込んで毎日通い詰めていたことが発覚。しかも、家に転がり込んで一緒に暮らしていることが分かりました。私は静かに夫への反撃を決意しました。
誕生日から1週間後、夫はなんと浮気相手を連れて家にやってきました。「離婚届、サインしたのか? 俺はお前と別れて、こいつと再婚するんだよ!」と、とにかく離婚したそうな様子。
記入済みの離婚届を突きつけると、「これでお前とはおさらばだ! やっと再婚できるぜ!」と隣の女に微笑みかけています。
私はそんな2人を無視し、荷物をまとめて出ていきました。
浮気相手に隠された秘密
実は、夫の身辺調査をしていくと、浮気相手の女は多額の借金を抱えていることが判明。どうやら夫は借金のことを知らない様子です。その後、夫は女と再婚し借金を背負わされ、苦しい生活を強いられていると風の噂で耳にしました。
一方、私は就職先を見つけ、仕事仲間の男性と結婚。今ではかわいらしい娘にも恵まれて、とても幸せな日々を過ごしています。夫と別れたことで実家の両親とも仲直りができ、親族一同娘の成長を楽しみにしています。