私の息子はおっぱい大好き「おっぱい星人」です。初めて話した言葉は「おっぱい」。家でも外でも「おっぱい」。おなかがいっぱいでも「おっぱい」。お風呂でも必死に食いついてきます。1歳になってもおっぱいへの執着が強い息子。子宮筋腫の手術をきっかけに、そんな息子の断乳をすることになりました。
母乳量に自信がなかったけれど完全母乳に
息子は生後3カ月のときに粉ミルクを拒否。私の思惑とは関係なく、完全母乳で育てることになりました。
私は母乳の量に自信がなかったため、混合栄養で育てるつもりでした。そのため、完全母乳になると心配で落ち着かなくなり、息子がおっぱいをほしがらなくても、頻繁に母乳をあげるようにしていた時期もありました。今思えば、あのときから、親子で「おっぱい星人」への道を歩んでいたように思います。
初めて話した言葉は「おっぱい」!?
息子は、とにかくおっぱいへの執着心がすごい! 家でも外でもおっぱいを求め、おっぱいがないと寝られない、お風呂に入ると必死におっぱいに食いついてくる、まさに「おっぱい星人」だと思っています。
そんなある日、「おっぱい、おっぱい」と言いながら、つかまり立ちを始めました。偶然そう聞こえるだけだと最初は思っていたのですが、きれいに「おっぱい」と発音しながらおっぱいを探しています。その姿を見て、息子の初語は「おっぱい」なのだと確信しました。
やむを得ず息子の断乳を決断
子宮筋腫の手術をすることになり、わが家の「おっぱい星人」の断乳を決断することになりました。おっぱいが大好きな息子なので、断乳できるか心配でしたが、まずは言葉で説明しながら、徐々に減らしていく作戦をとることに決めました。
「夜はおっぱいをやめようね」と説明し、寝かしつけてみると、案の定息子は納得できない様子で大泣き! 布団の上をゴロゴロ転げまわり、感情を爆発させます。つらそうな姿を見るのはつらかったのですが、3日後には何とか落ち着き、夜だけ断乳することにあっけなく成功しました。
まだ断乳は途中段階ですが、睡眠リズムも整いはじめ、これはこれでよかったのだと思うようにしています。おっぱいが大好きなわが子のつらそうな姿を見るのは、ママにとってもつらいこと。でも、わが子とのコミュニケーションを大切しながら、断乳を進めていきたいと思っています。
著者:富士ちあき
一児の母。子宮筋腫や切迫早産を経験しながらも無事に男の子を出産。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。