私と娘を心配してか、しょっちゅう家にやってくる義母。ほぼ毎日やってくるので余計に疲れてしまいます。
義母「ママですよ〜♡」
「ママが来たよ〜!」娘をあやすとき、いつも自分のことを『ママ』という義母。ママは私なのに……とモヤっとしてしまいます。
しかも義母の子育ては危なっかしいことばかり。ミルクの代わりに牛乳をあげようとしたり、誤飲しそうな小さなおもちゃを買ってきたりと、目が離せません。
夫によると、義母は子育てを母親に任せっきりにしていてほとんど何もしてこなかったそう。それもあってか、夫と義母にはよそよそしい雰囲気を感じていました。しかし夫は、義母が頻繁にやってくることで距離が縮まったと感じているようで、義母の訪問を喜んでいるのでした。
行きすぎた義母
いよいよ我慢の限界が来た私は、義母にきっぱりと「家に来るのはたまににしてくれ」と言うことにしました。しかし義母は聞く耳を持ちません。
どうやら義母は女の子が育てたかったよう。自分の子どもは男の子だったので我慢しながら子育てをしたと言います。息子の子どもとして生まれた娘は、義母にとっては待望の女の子。自分の子どもとして育てて何が悪い、と主張します。
その上、育休が終わったら保育園に預けるなんてかわいそう。娘よりもお金儲けを優先するなんて母親のすることか、と私に言うのです。もう呆れて何も言えなくなってしまいました。
限界を迎えた私は…
その後も義母の娘への執着が増し、恐怖さえ覚えるようになりました。しかし夫は義母の味方。義母の非常識さを伝えても「孫の面倒を見てもらうのも親孝行だ」と言って聞きません。
毎日喧嘩になる私たち。子育てへの価値観が違いすぎて、夫婦としてやっていくのは無理かもしれないと思うようになりました。しかし義母のこと以外は良いパパ・良い旦那様である夫……。最後のチャンスと思った私は、義母と夫に「離婚を考えている」と打ち明けたのです。
私が抱える義母への不満を、ただの悪口と受け止めた夫は激怒。娘は自分が引き取って義母に育ててもらうと言い張ります。もちろん受け入れるわけにはいきません。話し合いはヒートアップ! 義母のヒステリックな声が家中に響き渡ります。
女の子のママである自分に憧れている!?
「これ以上は埒があかないわ!」そう言って部屋を出て行った義母。隣の部屋で寝ている娘を連れて出て行こうとしたのです。しかし寝ているはずの娘がいません。こうなることを予想していた私は、話し合いが始まった隙に、実母に頼んで娘を実家に避難させておいたのです。
空のベッドを見てポカンとする義母。
「生後間もない赤ちゃんが寝ているってわかっていたのにギャーギャー騒ぐなんて、どうかしてます。そんな人に子育てなんて任せられません」と私。トドメに「お義母さんは、女の子のママであるキラキラした自分に憧れているだけですよね」と、ずっと言いたかったことを義母に言ってやりました。
これが図星だったのか、義母にクリーンヒット! やっと夫も納得したのか、これまでの行いを反省し、謝ってくれました。
これからは育児のサポートはお断り!孫に会いたいときには、こちらから会いにいくと決めました。これで私ものびのびと育児ができます。義母にストレスが溜まる育児よりもワンオペ育児のほうがいいと実感した出来事でした。
孫がかわいいのはわかりますが、適度な距離感は必要ですよね。特に産後はママも体を休めなければなりません。産後のサポートを超えてしまうと負担になってしまうので、必要なことはしっかりと伝えたいですね。