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「しばらく2人っきりですが…」義弟が居候中に夫が1週間の出張へ→すると、やさしかった義弟が豹変して…!?

再就活を理由に、私と夫の家に居候している義弟。夫が1週間の出張で家を空けることになりました。するとその途端、おとなしかった義弟が豹変したのです……。

「急なトラブル対応で、1週間遠方の支社に行かなければならなくなった」という夫からのメッセージを受け取った私。同様の連絡が義弟のもとにも行っていたようで、義弟からは「兄も大変ですね……」「しばらくは2人っきりですが、よろしくお願いします」とメッセージが入っていました。

 

目を疑った義弟のメッセージ

おとなしく、物腰のやわらかい義弟。私に対してもやさしく接してくれていたので、居候については理解をしていました。

 

翌日――。

 

休日出勤中の私のもとに、義弟から届いたメッセージ。その内容に、私は自分の目を疑いました。

 

「俺の朝飯は?嫁ならそれくらい用意しておけよ!」「何時に帰ってくるわけ?食べるもんとマンガ買ってきて」

 

思わず二重人格を疑ってしまうほどの、あまりの変わりよう。いつもの義弟とは様子がまるっきり違うので、「どうしちゃったの……?」と返すしかありませんでした。

 

 

「俺の質問を無視するとかナメてんの?」「追い出されないように、兄の前では腰が低くてやさしい弟を演じてただけだからw」と返してきた義弟。どうやら、義弟は猫をかぶっていたようです。

 

「なかなか仕事が決まらなくてイライラしてたから、義姉さんで暇つぶしできるとか最高w」「この一週間は俺の嫁として過ごしてもらおうかなw」「俺のことは旦那様として敬えよw」と、義弟の暴言は止まりません。

 

私が戸惑っていると、「言っておくけど俺、キレるとマジで何するかわかんないから」と脅してきた義弟。どうしていいかわからず、私はとりあえずやり取りを切り上げました。

 

​義弟の本性を知った私は…

翌日――。


悩みに悩みましたが、私は昨日帰りませんでした。様子のおかしい義弟がいる家に帰るのは、やはり怖かったからです。

 

義弟からは「旦那様が腹を減らして待ってるのに、無断外泊だなんてどういうことだ!」「俺の本性を知ったからってビビるなよw」とひっきりなしに連絡が来ます。

 

「夫が帰ってくるまでは外泊します」「夫が帰ってくるまでの1週間は、その家で自由に羽を伸ばしてちょうだい」と伝えましたが、義弟は私に帰宅してほしい様子。「俺の世話はどうするんだ!」と怒り始めてしまいました。

 

「おら、俺にもちゃんと三つ指ついて世話しろ!!」

「兄貴の嫁なら弟の俺の嫁みたいなものなんだからなwww」

「じゃあ後悔だけはしないでよ」

「え?」

 

やさしかった義弟はもういません。義弟が本性を見せたのだから、私も覚悟を決めて本性を見せることにしたのです。

 

「私はお嫁さんなのよね。だから夫として扱うわね」「いつも通りたっぷりこき使わせてもらうわね?」と言うと、義弟はぽかん。

 

「まずは家に帰るから、お風呂の用意してくれる?お風呂にはアロマオイルも準備してね」

「今日も1日家でごろごろしてただけなんでしょ?外でしっかり働いてきた嫁を労わりなさいよ!!」

 

「い、一体どうしたんですか? あ、あの、いつものやさしい義姉さんは……?」と、私の変貌に驚いたのか、敬語に戻っている義弟。猫をかぶっていたのは私も同じ。だから、私も素の私で義弟に向き合うことにしたのです。

 

「私よりも稼ぎのない男が生意気言ってんじゃねーぞ!」「私と幸せな結婚生活送りたいならとっとと再就職先探してこいや!」

 

私自身は発破をかけているつもりなのですが、義弟は「これって応援なの!?どこからどう見てもただの罵倒じゃん!」と震えあがってしまいました。夫はこれでやる気を出してくれるのですが義弟は違ったようです。

 

猫かぶりVS猫かぶりの結末

私に主導権を握られたのが嫌だったのでしょうか、義弟はまた強気に。

 

「兄嫁だろうが鬼嫁だろうが所詮はただの女だもんなw」

「ボコられたくなかったら大人しく俺のいうことを聞け!」

「はい、警察に通報しました」

「え?」

 

実は、昨日のうちに「同居している義弟が豹変した」と警察に相談しておいた私。

 

「なんで警察沙汰にまでならないといけないんだよ!ちょっと義姉さんを脅してみただけなのに!」と言う義弟。しかし、暴力で私を従わせようとしている時点で、通報してもおかしくないのではないでしょうか。

 

「あの、本当に全部ただの冗談だから、ちょっとした亭主関白気分を味わってみたかっただけだよ」「だからお願い、警察に通報だけはやめようよ」と、ついには泣きついてきました。

 

食費家賃込みで設定した月2万の生活費も入れず、半年も居候していた弟。今まで追い出さなかったのは、私が情をかけてあげていたからでしたが、我慢が限界に達しました。

 

義両親と夫にも義弟とのやり取りはすべて転送。義弟の味方は1人としていません。義弟は田舎にだけは戻りたくない、東京に住みたいと思っていたようで義母からの着信に怖気づいているようでした。

 

 

最終的に義弟は義両親に引き取られて実家へ戻りました。現在は田舎で義祖父の農作業を手伝っているようです。

 

夫曰く義祖父はとても厳しいそうで、義弟は毎日文句を言う暇もなく忙しく働いている様子。また、義弟には昔から男尊女卑の傾向があったとのこと。今回のことで改心してくれることを願うばかりです。

 

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