手にしたレジャーシートが予想外に重くて違和感がありましたが、気のせいだと思って庭のテーブル横にシートを広げると、何かが落ちました。それを見ていたフミエの顔が固まり、彼女の指さす方に目を向けると、なんと札束!
夫婦で驚くとともに動揺。数えてみると100万円ありました。このレジャーシートはリサイクルショップで購入したもの。夫が明日にでもお店に返しに行くよう進言し、そうだねとアカリさんが答えていると、ユキからとんでもない発言が飛び出てくるのでした。
こんな大金、今頃きっと持ち主は困っているはず!
「もらっちゃいなよ、100万くらい」
ユキは平然としていますが、彼女以外はドン引き。何言ってるのと?とアカリさんが答えると、古着なんかに前の持ち主の忘れ物が残っているのはよくあることで、このレジャーシートの所有者はもうアカリさんで、このお金もアカリさんのものだと主張するのです。
とはいえ、100万円もの大金です。アカリさんは、今頃シートの持ち主がさぞ困っているはずで、明日リサイクル店に行くと伝えました。それを聞いたユキは優しいねと笑い、面白そうだから私も行っていい?と言い出す始末。
ユキの家は遠いのでアカリさんは驚きますが、ユキは大丈夫と答えて久々にリサイクル店に行ってみたくなったと言うのです。本人がいいと言うなら断る理由もないと話が決まりました。
100万のおかげですっかり横道に外れましたが、その後は本来の目的に戻ってBBQを楽しみました。
しかし、アカリさんは何となく一抹の不安を感じるのでした……。
◇ ◇ ◇
ユキは夫が年商50億の会社経営者ということで、綺麗な身なりをしていて高価なバッグを安物と言ってしまう金銭感覚の持ち主。100万程度のお金は見慣れているからか、不意の札束にアカリさん夫婦もフミエも動揺を隠せませんが、ユキだけ驚きもせず通常運転。
とはいえ、レジャーシートの前の持ち主の忘れ物という可能性が高いお金。「⚪️万円くらい」だからいう金額の多寡が問題ではありません。興味本位のユキがリサイクル店についてくるというのですが、ちょっと不安ですよね。
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