「パンか何か食べさせておけばいい」と言う夫
現在、娘は1歳1カ月の離乳食期。私は栄養バランスや食材の硬さなどに気をつかい、献立を考えています。週末に出かけるときは外食をすることがありますが、そのとき夫は「おなかが空いたら適当に食べたらいいよ。別に1食ぐらい食べなくても大丈夫でしょ」と言います。そのため、いつも私ひとりで娘の離乳食の段取りを考えて、おでかけの準備をするのです。
そして先日、離乳食が始まってからは初めて、3泊4日の家族旅行へ行くことに。旅行前日のこと……。私が4日分のレトルトの離乳食を準備していたところ、夫から「離乳食は荷物になる。旅行先でパンか何か買って食べさせておけばいいんじゃない?」と言われました。
私は娘の食事を「荷物になる」と言うことが理解できず、夫に「この食事で娘は生きて、成長するんだよ! ちゃんと食事を与えないなんて虐待だよ!」と強い言葉を使ってしまいました。私の言葉に「そんな言い方をするな」と怒る夫。結局、レトルトの離乳食は日数分持って行きました。
夫は娘を虐待するつもりはなく、食に無頓着なだけだとわかっています。それでも、以前、娘のお世話を夫に任せたとき、お昼ごはんを食べさせるのを忘れて夕方になっていたことがあるなど、夫は日頃から子どもの食事に対して軽く考えていると思っていたので、怒らせてでも私の気持ちを伝えるべきだと思ったのです。
私の言葉は強すぎたかもしれませんが、その後、夫は考えを改め、旅行中に「お昼ごはんは何時くらいに食べさせる?」と食事を気にかける場面もありました。毎日の食事すべてに気をつかうことは大変で、たまにパンだけで済ませることもあります。しかし、自分の食の優先順位が低いから「子どもも適当な食事で良い」というのは違うと思います。今回のことで、夫に気持ちが伝わっていたらいいなと思っています。
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作画/キヨ
著者:海原えめ
5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。