40代までは体の痛みにほぼ縁はなし
特別スポーツなどをしていたわけでもなかったせいか、子どものころからあまりけがや体の痛みなどに悩むことがなかった私。整形外科に行ったこともほとんどなく、整体院などにも縁がありませんでした。肩凝りがひどい体質でもなかったので、マッサージなどに行ったこともありません。体の痛みに悩む友人や同僚の話を聞いて、みんな大変なんだなぁと思っていたくらいひとごとでした。
40歳を過ぎて迎えたコロナ禍によって在宅勤務になりましたが、定期的にオンラインヨガやピラティスなどをしていたせいか、やはり体の痛みとは無縁のまま過ごしていました。それがある時期から少しずつ、右肩にだけ違和感を覚えるようになってきたのです。
「何だろう? やっぱり在宅勤務が長いから運動不足なのかな?」と考え、自己流で肩をぐるぐる回したりしてみましたが、特に誰かに相談するわけでもなく放置していると、肩の違和感は痛みに変わってきました。そして、夜寝るときの姿勢によっては強い痛みを感じることも出てきて、徐々に不安を覚えるようになりました。
「それ四十肩じゃないの?」と指摘され…
週に1度の出社日。その日も私は仕事の合間に、デスクで肩をぐるぐる回していました。ほぐせばほぐすほど良くなるはずだと信じて。そんな私を見た先輩が「どうしたの、肩凝りがひどいの?」と声をかけてくれました。「いえ、肩凝りじゃないんですけど、少し前から右肩が痛くて。なるべく回すようにしてるんですが、痛みが引かなくて……」と答えたところ、先輩は急にニヤニヤし始めました。
気になって「どうしたんですか、何かおかしいですか?」と聞いたところ、「ねぇ、それって……四十肩じゃない?」とのこと。え、これが四十肩? でもたしかに、年齢も40代半ばだし、肩凝りとは全然違う痛みだし、やっぱり先輩の言うとおりなのかも……とショックを受けました。
その夜、初めてネットの検索窓に「四十肩」という言葉を入れてみると、心当たりのある説明ばかりが目につきます。「そうだったのか、運動不足でも肩凝りでもなく、これが四十肩か……」と、悲しくも納得しました。
右肩の症状の変化はまさに四十肩
ネットで見るさまざまな記事を通して私は、四十肩には3つの段階があることを知りました。痛みが強い「炎症期」、可動域が狭くなる「拘縮(こうしゅく)期」、痛みも可動域も改善する「回復期」だそうです。痛みがいつまでも引かなかったら今度こそ整形外科に行こうと考えていましたが、忙しくて受診できないまま数カ月がたったら痛みは治まってきたので、「炎症期」は過ぎたのかなと思いました。
ただ、痛みが和らいだのはよかったのですが、次なる「拘縮期」が意外ときつい! 可動域が狭くなるので腕を後ろに回すことができず、背中を洗ったりブラジャーのホックを留めたり、ジャケットに袖を通したりするのが難しくなりました。受診せずに治ったという人が多いようですが、放っておくと肩が動かせなくなることもあるそうです。時間を見つけて早めに整形外科を受診したいと思います。
まとめ
いくら肩凝りや首凝り、腰痛などとは無縁でも、四十肩は加齢とともに訪れるものなのだなぁ……と実感した私。たまたま私は炎症期も生活に支障が出るほどの痛みではなかったのが幸いでした。どちらかと言えば、拘縮期の今のほうが生活に影響が出て困っているくらいです。早めに整形外科を受診したいと思います。
これからは、自分の体が着実に加齢とともにあるのだということを自覚し、ちょっとした違和感にもちゃんと耳を傾けて過ごそうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:ナカムラ アキノ/40代女性。40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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