開脚ストレッチは何歳になってもできる?
放っておくと年齢とともにどんどん硬くなる股関節。実際、私の体はチャレンジを始める前、開脚して90度、前屈して90度といったありさまでした。このような状態でも開脚180度は可能なのか、お世話になっている太極拳の先生に伺ってみました。60歳を過ぎた今でこそ余裕で180度開脚できる先生も、太極拳を始めた40代前半のころは体がガチガチに硬かったそうです。
毎日少しずつストレッチでほぐしてみたところ2、3年で柔らかくなり、太極拳の動きもスムーズになってきたとのこと。先生の話を聞いて意欲が湧いた私。早速夢の開脚180度に向けて取り組みを始めました。アラフィフからの開脚ストレッチに必要なのは無理をしないこと、急がないこと、コツコツ続けることの3つ。早速、開脚180度を実現するための方法を考えてみました。
開脚に必要なストレッチを考える
開脚に必要なストレッチとはどのようなものでしょうか。もともと体が柔らかいタイプの人でも徐々に硬くなってしまうといわれるアラフィフ世代。私のような開脚180度未経験の初心者が無理をすると、逆に関節を痛めてしまいそうな気がします。
では、どのようなストレッチがアラフィフ世代には有効なのでしょうか。私なりに調べてみました。ストレッチには大まかに動的ストレッチと静的ストレッチがあるようです。動的ストレッチは文字どおりリズミカルに動きながら関節を柔らかくするストレッチ。
ラジオ体操などは動的ストレッチに入るようです。動的ストレッチは体を動かすことで心拍数が上がるため、準備運動に向いているようです。もう1つのストレッチ、静的ストレッチは20秒から40秒くらい関節を伸ばしたまま維持するストレッチ。伸ばし過ぎると軟骨や靱帯を痛めてしまうそうですが、無理のない範囲でおこなえば柔軟性を高めるのに良さそうです。
開脚チャレンジ3カ月間の結果は
まずストレッチの時間帯。子育て中のためストレッチに一番良いといわれるお風呂上がりに時間を取るのは到底無理。子どもを寝かしつけたあと起き出すのもつらい。考えた結果、早朝1時間と生活の中で少しずつストレッチすることに決めました。
朝は1日の中でも一番体がガチガチなので、まず全身を柔らかくする軽い動的ストレッチから始め、心拍数を上げて血行を促すことにしました。体がほぐれてきたらおしり、太もも、膝裏の順番に無理のない範囲の静的ストレッチで少しずつ伸ばしていきます。
前屈のときは、背中が曲がらないように気を付けながら腰を前に押し出す気持ちでストレッチ。また、台所にいるときや歯磨きのときなど、チャンスがあれば流し台や洗面台につかまって開脚。床に座るときもできるだけ開脚して座り、背筋をピンと伸ばすように意識しました。
そのような生活を3カ月続けた結果、開脚180度達成! なんて簡単にはいきません。しかし、変化はありました。開脚、前屈ともに10cmほど可動域が広がり、少しずつガチガチに固まっていた股関節がほぐれてきたのです。
まとめ
アラフィフ世代、特に運動もせず関節ガチガチだった私が3カ月頑張った結果、夢の開脚180度とはなりませんでした。長年放っておいた体は簡単にいうことを聞いてくれません。しかし、今はまだガチガチに固まった関節をほぐす段階なのだと捉えることにしました。
これからも無理をせず、少しずつ体を柔軟にしていきたいと考えています。体が硬いままだと転倒やけがをしやすくなったりするようです。いつまでも元気な女性、元気な母親でいるためにも、夢の開脚180度を目指して少しずつ変化していきたいと前向きに考えています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:湯川 陽/40代。20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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