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「お母さん、おしりに何か挟まってる!」温泉旅行で判明した母の異物の正体とは

これは私が20代、母が50代前半のときの話です。家族で旅行へ行った際、宿泊先の大浴場に母と向かいました。せっかちな母は私より早く体を洗い、温泉を堪能しようと立ち上がります。そんな母の後ろ姿を見て私はびっくり。おしりの間に赤いものがあるのを発見しました。「お母さん、何か挟まってるよ!」と告げますが、そこには予想もしない病気が隠れていたのです……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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度々トイレへ駆け込む…気になった母の頻尿

母が50代のとき、父母と私、妹の家族4人で温泉旅行へ行きました。隣県の泉質が良いと評判の温泉で、わが家からは1時間ほどのドライブで到着です。

 

出発前、父は「山道を通るから、トイレに行っておけよ」と家族に告げ、私たちもトイレを済ませてから車に乗り込みました。ところが車が走り出して15分したとき、母が「トイレに行きたい」と言いだしたのです。「先に行っておけって言っただろう」と父はイライラしています。しかし、母は「さっきも行ったのに、また行きたいのよ。年のせいかもしれないわ」と悲しそうでした。

 

仕方なく父は山道をUターンして、最寄りのコンビニで母を下ろしました。「最近頻尿なのよね」と悩む母。父は「子どもの前でなんてことを言うんだ」と笑っています。しばらくして旅館に到着してからも、母は急いでトイレへ向かっていました。「年を取ると大変なんだね」と妹と笑いましたが、このときはまだ、ただの頻尿だと思っていたのです。

 

湯船に向かう母の後ろ姿を見てびっくり!

旅館到着後、温泉好きの私たちは早速大浴場へ向かいました。せっかちな母は私たち姉妹よりも早く体を洗い、湯に入ろうとしています。私は「本当に温泉好きだよね」と言いながら、母の後ろ姿を見ました。

 

すると、母のおしりに何か赤い丸いものが挟まっているように見えるのです。タオルを挟んでいるのかと思いましたが違います。妹に話すと「お母さん、もしかして子宮脱ってやつなんじゃない?」と言いました。

 

慌てた私は母のもとに駆け寄り「お母さん、もしかして子宮脱になってない?」と確かめました。すると、母は「え! どういうこと?」と聞き返してきました。「おしりに何か挟まってるように見える」と話すと、母は、おそるおそるおしりを触ってみました。すると「あ、何かあるわね。おかしいとは思ってたのよ……」と悲しそうな声。「頻尿もこのせいだったのかしら」と言い、次の日に病院へ行ってみることにしました。

 

 

頻尿も症状の一つ…病院で告げられた病名は?

温泉でゆっくりした翌日、私は母を取り急ぎ婦人科へ連れて行くことに。しかし「婦人科って恥ずかしいし、気が重いわ」と嫌そうな母。そんな母に妹が「お母さん、今は軽い症状でも、何か病気が隠れているかもしれないよ。何かあったら怖いから、今日お姉ちゃんと病院行こう」と説得。父も「早く病院で診てもらえ」と心配そうでした。

 

病院では予想どおり、子宮脱(骨盤臓器脱)との診断。これは出産や加齢の影響で骨盤底筋群が緩み、臓器が下がってしまう病気で、頻尿や尿漏れも症状の一つだそうです。母も、最近頻尿に悩み、くしゃみやちょっとした動作でも尿漏れが起きるのが気になっていたと言います。

 

「恥ずかしくて家族には言えなかったけど、ずっと悩んでいたの」と話していました。幸い、母の場合はすぐに手術が必要な段階ではなかったようで、まずは婦人科で指導された骨盤底筋体操で筋力の維持を図りながら、経過を観察することになりました。 併せて、病院のアドバイスで購入した骨盤底サポーター(専用の下着)で下から支えることで、臓器の脱出による違和感や尿漏れが抑えられ、以前よりもずっと快適に暮らせるようになったそうです。

 

まとめ

温泉旅行で判明した母の意外な病気。子宮脱という言葉は聞いたことがありましたが、実際の病状を目にしたときは、ただ驚いてしまいました。股に何か挟まっているときは、骨盤臓器脱の可能性があります。ただ、症状の尿漏れや骨盤周りの不調は、母のように恥ずかしくて人に話せない場合も多いでしょう。しかし、異変を放置すれば、重い症状につながる可能性も否めません。体に異変があるときは、恥ずかしくても、早めに病院で診てもらうようにしなければ、と思わされた出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:田川ゆうこ/30代女性。体型の悩みは出産がきっかけなのか自分がきっかけなのか、悩む三姉妹の母ライター。今年こそダイエット卒業したい。

イラスト/ほや助

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

 

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