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「アンタは捨てられて当然」私を逆恨みして彼を奪略婚した親友→「捨てたのは私だけど…?」親友の結婚相手は実は…

親友の結婚式に参列した私。しかし、新郎として登場したのは、私が3カ月前まで付き合っていた男性だったのです……。

新郎の席にいたのは、私がつい3カ月前まで付き合っていた元彼。司会者から語られた「友人の紹介で1年前からお付き合いをはじめた新郎新婦は~」という馴れ初めを聞いて、私はようやく親友に恋人を奪われていたことに気付いたのです……。

 

親友の夫は元彼

高砂からニヤニヤして私を見下していた親友。親友がお色直しで席を立った直後、私のスマホに「あんたの驚いた顔、丸見えだったわよw」「気持ち切り替えて、親友と元彼の結婚をお祝いしよ?元気出しなよw」とメッセージが送られてきました。

 

私が3カ月前まで付き合っていた元彼。「長期出張が決まった」「俺には遠距離恋愛は無理だから別れてくれ」と切り出されたことをきっかけに、別れることにしたのです。しかし、それはすべて、二股相手の親友に乗り換えるための嘘だったようです……。

 

美人のプライド

その後も、お色直しなどで席を空けるたび、親友は私へメッセージを送りつけてきました。

 

「泣いて式場から帰ったと思ったのに、よくまだいられるわね」「昔から真面目でいい子ちゃんで私よりも友だちが多くて、ずっと大嫌いだったんだよ」「ブスのくせに美人の私より人気があるなんておかしいのよ」

 

私は彼女のことを親友だと思っていたのですが、それは思い違いだったよう……。しかし、友人代表スピーチを引き受けている以上、ここで帰るわけにはいきません。

 

 

私への罵詈雑言を連ねる親友によると、私への嫉妬心が憎悪に変わったのは中学2年生の時だったそう。当時の生徒会長に告白した親友は、「せっかく素敵な親友がいるんだから見習いなよ」「顔に頼り切った生き方はよくない」とこっぴどく振られてしまったのです。

 

もともと自分の容姿に自信を持っていた親友。そのプライドが傷つけられ、なぜか私に怒りの矛先が向いていたのでした。今回、私の元彼に手を出したのも、逆恨みからだったよう。

 

「この世は顔がすべて!美人だけが幸せになっていいんだからw」

「ブスは捨てられて当然よw」

「私が捨てたんだけどねw」

「え?」

 

 

実は、元彼は妻子持ち。もともと元彼の言動に不信感を抱いていた私は、指輪を外したような薬指の日焼けの痕から元彼が既婚者であることを知ったのです。また、仕事関係の伝手を通じて、元彼が東京から単身赴任して来ていること、妻子は東京で暮らしていることも突き止めました。

 

親友は「そんなわけないじゃない!」「結婚式の最中なのに!結婚するのに!」とどうしても事実を受け入れられない様子。そんなに親友に、「友人代表スピーチはとある方がやってくれるって言うから、私は帰るね」とだけ告げて、私は結婚式場をそっと後にしました。

 

全部パァ

私の代理としてスピーチ台に立ったのは、元彼の奥様。元彼と別れた直後、どうしても謝りたくて連絡したのを機に、やり取りを続けていたのです。新郎が元彼であることに気付いた瞬間に、私は奥様に連絡を取り、会場へ駆けつけてもらいました。

 

奥様の大暴露により、結婚式は阿鼻叫喚の地獄絵図に。親友は両親からもひどく怒られて、参列者からも総スカンを食らいました。

 

その後――。

 

 

元彼は東京の家に戻り、奥様に徹底的に管理されているそう。親友は再び婚活をがんばっているようですが、「顔の良さだけでは……」と言われ、誰からも相手にされていないようです。

 

世の中には見た目よりも大切なものがあるということを、しっかり心に留めておいてほしいものです。

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