ママ活相手の夫に不貞関係の証拠写真と慰謝料請求を突きつけられ、ファミレスに取り残されたR男とE子さん。R男はしないと誓ったママ活と不貞行為、どちらも約束を破りE子さんに嘘をついていました。そのことを詫びることもなく、相手の女のせいにしてE子さんに助けを求めます。E子さんが同棲の部屋を出て実家に帰ると告げると、情けなく泣きつくR男ですがーー。
嘘つき男とはさよなら! 新たな出会いに期待してーー
「ちょっと待ってくれよ! 別れる気?!」
「E子! 助けてくれよ!」
顔を真っ赤にしてR男はすがりつきますが、すべては自分で蒔いた種です。
ママ活が嘘をついてまでやりたかったことならば、自分でなんとかするようにR男に言い渡します。付き合い始めのころ、嘘はつかないと宣言したR男の言葉をE子さんは信用していたのに、その約束は軽々と破られていました。「もう顔も見たくない」と告げると、E子さんもR男の元から立ち去りました。
1週間後、E子さんは友人I奈にR男と別れたことを報告。I奈は驚きますが、不貞行為があったことやママ活相手の夫にバレて大変な状況に追い込まれていることを説明すると、すぐに納得しました。
E子さんは、自分も年齢を気にしすぎて現実を直視せず付き合いを続けてきたことを反省し、今やっと目が覚めたとI奈に心境を明かしました。
今日は過去のことも忘れて思いっきり遊んで、もっと自分を大事にしてくれるいい人とめぐり会うことを願ってE子さんは次に向かうのでした。
◇ ◇ ◇
ママ活相手とその夫が話し合いの場から立ち去り、2人きりになったR男とE子さん。R男がどんな謝罪や申し開きの説明をするのかと思っていたら、ママ活をすることになったのは相手の女が求めてきたからだとか、ママ活に関係のないE子さんに助けを求めるとか、R男の行動や思考には自分軸や自責の念、自分の行動が恋人にどんな影響を与えてしまうのかという思慮がまったくありません。他人のせいにして流されているから、こんなことになったのでしょう。
女遊びが激しい嘘つき男に懲りて自信を失っていたころに、「嘘はつかない、大事にする」と言ってくれた人懐っこいR男に惹かれたのはよく分かります。また、年齢や結婚していく周囲との比較をしてしまう焦りも、近い年代や境遇の人は共感できるはずですよね。
ですが、日々のちょっとした違和感、自分とちゃんと向き合ってくれていない人間に対しては、見過ごさず流さないことは重要です。E子さん自身が気づいているように、年齢はあくまで数字。お互いを大切に思い合える人はいるはずです。元彼やR男との付き合いを通して得た経験や観察力を糧に、前を向いて素敵な人と出会えることを祈りたいですね。