りささんと娘のみゆが病院に駆けつけると……?
嘘でしょ、あの事件を忘れたの?
転んで足を骨折したというりささんの母。
りささんの背に隠れていた娘を見て、母は「ちんまいのがいる」と声をかけます。
母が苦手であったりささんは、赤ちゃんだった娘を母へお披露目してから縁遠く、母と娘は数年ぶりの再会だったのです。
りささんは母が娘に対して何か変なことを言わないだろうかと警戒しますが、そんな母を圧倒して流暢に会話を進める娘に驚きました。
何か入用のものがあるか聞くと、おせんべいを買ってきて欲しいという母。
りささんが子どものころ、母のせいで火傷を負った際に、病院へ連れて行かず悠長におせんべいを食べていた母のことを思い返し、嫌味を交えて言葉を返すりささん。しかし、母がりささんに対しておこなったことをすっかり忘れてしまっている様子に、寒気がします。
りささんがなぜ怒っているのかわからない母は、続けて「私、昔からりさの気持ちがわからないのよ」と告げ、さらにはりささんだけではなくすべての人の気持ちが理解できないことをりささんに打ち明けたのでした。
トラウマになっている母との対峙、りささんの娘がうまく緩衝材になってくれたようでホッと胸をなでおろしてしまいます。
もしかしたら娘は、ゆうたと接するうちに他人の気持ちがわからない人とコミュニケーションを取ることに慣れていたのかもしれません。
母とうまく関係を築けずトラウマを感じているりささん。娘のみゆにはゆうたと良好な関係を築いてほしいと願うばかりですね。