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「お金返して!」退園した保護者からクレーム電話。不満内容を聞いて後悔の嵐…! #クレーム多すぎ保護者 8

「クレーム多すぎ保護者」第8話。幼稚園で年少組を担任している先生。息子をうまく撮影できなかったという理由で運動会を再度開催させたり、園に侵入して我が子を見守っていたりと問題行動の目立つ母親、ユリエさんに悩まされていました。ことあるごとにクレームをつけてきたユリエさんですが、3学期末で息子のリョウタくんを転園させると言ってきました。

年度末の忙しさから先生は「卒園式当日は荷物はいらない」という連絡を、よりによってリョウタくんの連絡帳に書き漏らしてしまいました。すると、卒園式当日に「うちだけ荷物のことが書かれてなかった!」「転園するからいじめたんですか!?」と、ユリエさんから怒りの電話がかかってきたのです……。

先生は素直に謝りましたが、ユリエさんは納得していない様子でした。

 

そして、ついに卒園式。自分のクラスの園児たちを連れて会場へ向かうと、そこには片手にカメラを構えたユリエさんの姿があったのです。卒園児の保護者ではないため、先生は驚きました。卒園式が終了すると、ユリエさんは先生に声をかけてきました。

 

「撮影しやすいようにリョウタを前に座らせてくれればいいものを」「最後の最後まで私たち親子をいじめないと気が済まないのかしらね?」

 

不機嫌なままアルバムを受け取り、リョウタくんとともに帰っていったユリエさん。今後関わることはないだろうと思っていたのですが、春休みに入ってから、また先生宛に電話が来たのです……。

 

先生のことなんて信用できない

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

カメラマンが来て水遊びを撮影する日、リョウタくんは風邪気味で、ユリエさんから水遊びをさせないように連絡帳を通して言われていたので、見学していました。

 

そのため、リョウタくんの水遊びの写真データはなかったのです。

 

アルバムを渡したときに「水遊びの写真もあります」と誤って伝えてしまったことを先生は後悔します。

 

そしてユリエさんにはこの理由が通用するわけもなく……。

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

 

どこかにリョウタくんの水遊びの写真があるはずだからと、ユリエさんは探せと言い出しました。

 

先生は、誤って伝えてしまったことと、これでユリエさんの怒りが収まるならという気持ちから、水遊びの写真データを調べることにしました。もしかしたらカメラマンではなく、先生たちが撮影した写真があるかもしれないと思ったのです。

 

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

 

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

 

そして新学期がスタートしました。ユリエさんのことを忘れてバタバタとした日々を過ごしていた先生のところへ、同じ幼児教育の学校出身の友人から電話がかかってきました。

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

 

先生の友人はどうやらユリエさんとリョウタくんが通っている園で働いているとのこと。

 

そしてユリエさんは新しい園で先生の悪口を言いまくっていると言うのです。

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

 

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

クレーム多すぎ保護者 8

 

アルバムを渡すときに「普段の園生活の写真や水遊び、玉ねぎ掘り、遠足の写真が入っていると思います」と言った先生。ユリエさんは電話口で開口一番、「水遊びの写真がありません」と言ってきたのです。

 

アルバム用にカメラマンに来てもらって撮影する日、ちょうどリョウタくんは風邪気味で、水遊びをさせないようユリエさんから要望があったのです。見学していたリョウタくんの写真は、アルバムには入れていませんでした。

 

私が「水遊びの写真が入っている」と言ったばっかりに、ユリエさんは「こんな納得のいかないアルバムに代金は払いたくないです」「あと本当にうちの子の水遊びの写真がないのか調べなさい!」とクレームをつけてきたユリエさん。

 

私がデータを確認しても、やはりリョウタくんの水遊びの写真は一枚もありませんでした。そのことをユリエさんに連絡すると、今度は「ちゃんと探したの!?」「いじめをする先生のことなんて信用できないので、私が今からそちらに確認しに行きます!!」と言って、また幼稚園にやって来ました。

 

ユリエさんにデータを確認してもらいましたが、やはりリョウタくんの水遊びの写真はありませんでした。「非常に残念です」と言い残して、帰っていったユリエさん。

 

後味はあまり良いものではなく、嫌なこともさんざん言われたものの、先生はようやく関わりを絶てたことに、心は晴れ晴れとしたのでした。

 

そして、新学期がスタート。

 

先生がバタバタとした日々を過ごしていると、別の幼稚園で働く友人から電話がかかってきました。友人が働く幼稚園に、リョウタくんが転園してきたとのこと。そして、ユリエさんは「前の園で担任に虐められた」「この前街中であの先生が男の人と歩いていた、公の場であんな姿見せて子どもに悪影響だわ」と、新しい園の園長に悪口を言いふらしていたそうです。

 

しかし、その園の園長は、「立派な園で立派な先生に1年担任してもらってよかったですねぇ~!」と返したのです。

 

 

転園手続きを終えてもなお、先生にクレームをつけてきたユリエさん。さらに、新たな園では前の園と保育士さんたちの悪口を吹聴しているようです。リョウタくんが新しい園でも楽しく過ごせるよう、ユリエさんには配慮してもらいたいものですね。

>>次の話

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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