帰省のたびに渡される大量のお下がりと義姉の言動に…
大量のお下がりの中には、色あせたものや毛玉が付いたもの、汚れたものも。普段は着せないキャラクターものも多くありました。子どもたちも、お下がりに興味がない様子。しかし、義母は「うちにも置く場所ないから、持って帰って」と言ってきます。夫も何も言い出せないようなので、その場でいりませんとも言えず、渋々「ありがとうございます」と伝え持ち帰ることに。帰省時の移動は電車、飛行機、バスと乗り換えが多いので、とにかく持ち運びが大変です。私が夫に「どうしてこんなに持たせるのかな……」と愚痴をこぼすと、夫も「その場で何も言えなくてごめん……」と、疲れている様子でした。
やっとの思いで帰宅したあと、義姉から私に追い打ちをかけるような電話が……。「実はまだあと紙袋3つ分お下がりあるの! 着払いで送っておくね~」と言う義姉に、私は我慢の限界がきて「ごめんなさいお義姉さん! いりません!」と、初めてはっきりと断りました。すると、義姉は申し訳なさそうな声になり「そうよね、好みもあるしね」と、すぐに引き下がります。私が「実は、着せられなくて捨てたものもあって……」と正直に話すと、義姉は「ごめんね、気づかなかった……」と謝ってくれたのです。
その後義姉と話した結果、今着られるサイズで状態の良いものだけをいただくことに。このことをきっかけに、困ったときは夫と一緒に解決策を探し、義実家が相手でも言いたいことははっきり言うようにしています。ときには思い切って断ることも大切だと実感した出来事です。
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作画/Pappayappa
著者:井島りほ
4歳の男の子と2歳の女の子を育てる転勤族のママ。おしゃべりが大好きで、寝るのが苦手な兄妹とにぎやかな毎日を過ごしている。