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「都会の子は気が利かないのね」初めての義実家で予想外のトラブル!破産寸前の大悲劇に

これは私が初めて義実家に行ったときの話です。正月の帰省を前に、夫に「何を準備すればいいか」を聞いていた私。夫は「親戚は多くない」「気をつかわなくていい」と言っていましたが、実際に帰省してみると、予想外のトラブルが起きてしまったのです。

 

「義実家で正月」の誘いに二つ返事でOK

初めての義実家で予想外のトラブル

 

 

初めての義実家で予想外のトラブル

 

私たちは東京で出会って結婚した夫婦で、お互いの実家は九州と四国です。これは結婚した翌年、初めて九州の義実家でお正月を迎えたときの話です。夫の実家は昔ながらの農家で、家の敷地には部屋が10個もある大きな家と離れ、そして倉庫に蔵まであります。

 

両家の顔合わせや結婚式は東京でおこなったので、結婚当初は夫の実家を一度も訪れたことがありませんでした。実家が昔ながらの日本家屋だという話を聞いていた私は、「お正月を実家で過ごさないか」と夫から誘われたとき、「いいね」と二つ返事。どのくらい大きな家なのかしら、と楽しみにしていたのです。

 

ある日、友人と正月の過ごし方を話していたとき、「私は夫の実家に初めて行って正月を過ごすの」と伝えると、友人は青ざめた顔に。「親戚の人数を数えて、お土産が足りるようちゃんと準備して行きなよ」とアドバイスをくれました。友人の義実家は親戚が多く、お土産が足りずに、気まずい思いをしたことがあったそうです。

 

私の実家は付き合いのある親戚が少ないため「そんなことあるんだ」と驚いてしまいました。友人から「事前に夫に親戚の数を確認したらいいよ」と教えてもらい、その晩、早速夫に相談することに。

 

 

「親戚はそんなに多くない」を信じた結果…

「親戚はどれくらいいるの?」と夫に尋ねると、「うーん。正確にはわからないなあ」と答えます。さらに私が「うちの実家の場合は親戚が少ないけど、義実家へのお土産はどのくらい必要かなと思って」と聞くと、夫は「うちもそんなに多くないはずだよ」とひと言。私はなんだか拍子抜けしてしまい「それなら大丈夫ね。お母さんたちとお姉さんたちの分だけ買っていく」と伝えました。

 

夫はおおらかな性格で「そんなに気をつかわなくていいよ」と言いますが、失礼があってはいけないので夫から義母に連絡をしてもらい、必要なものを教えてもらいました。義母からは「何もいらないけど親戚の子たちにお年玉を用意してあげて」とのこと。夫に子どもの人数を確認すると「姉さんのところの2人かな」と返答。そこで、私は8枚入りのお年玉袋を購入して2枚にお金を入れ、義実家、義姉夫婦へのお土産を購入しました。

 

そして、迎えた元日。義実家へ到着すると、玄関にはズラリと来客の靴が並べられています。どう見ても義両親と義姉夫婦の数より多い感じです。「え、親戚少ないって言ってたよね?」と夫にただすと、「え! 少ないほうでしょ」との答え。宴会が開かれている客間には、義父の兄弟やその家族、夫のいとこたちやその子どもたちなど、なんと30人以上が集まっていたのです。

 

大焦り…お土産もお年玉も全然足りない!

私は冷や汗を流しながら、「お土産もお年玉も足りない!」とパニックに。夫に「親戚少ないなんて冗談言わないでよ」と文句を言うと、「え? 友だちの家なんて100人くらい集まるよ」と平然としています。

 

義両親や親戚にあいさつしているときも、お土産が足りなかったショックから少し上の空でした。気を利かせた義母が宴席に持参したお土産の菓子を出してくれましたが、会場の人数分には到底足りません。あっという間になくなってしまい「あら、都会のお菓子食べてみたかったわー」「都会の子は気が利かないのね」などと、皮肉っぽいひそひそ話が聞こえます。

 

そして次の瞬間、「しまった! めいっ子の分しかお年玉を用意していない」と私は大焦り。親戚から注がれたお酒を飲んで酔っ払った夫を連れ、別室へ移動。2人の財布から、現金をかき集め、どうにか会場にいる子どもの分のお年玉を包みました。小学生3千円、中学生5千円、高校生1万円と決めましたが、会場には8人の子がおり、なんと総額はめいっ子の分を除いても5万円以上に。

 

予想外の出費にため息が出ました。当然、お年玉袋は持ち合わせが足りず、数人はお札のまま手渡ししました。夫はまったく気にしてない様子でしたが、「まあ、お年玉も準備してなかったのね」「夫の実家に興味がないんでしょ」と話す親戚の声が聞こえ、踏んだり蹴ったりの気分でした。

 

まとめ

夫が親戚の人数を少ないと思っていたことで、お土産もお年玉も足りず、親戚にいい印象を与えられなかった私。散々な義実家でのお正月となりました。義両親は「気にしなくていいよ」と言ってくれましたが、夫の言葉をうのみにせず、義母に聞くなどして、必要な数のお土産やお年玉をきちんと用意しておくべきだったと後悔しています。

 

多い、少ないは、人によって感覚が違います。言葉ではなく、具体的な数を確認するようにすれば、今回のようなトラブルには遭わなかったと肝に銘じています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:日野 アスカ/30代女性・会社員。38歳の夫、2歳の息子、3歳の黒猫と暮らす。日々ハイテク家電を使いこなしながら、時短家事を研究している。育児と仕事の両立をテーマにライターとして執筆中。

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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

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